マルチブラケット装置とマウスピース型
大きく分けるとこの2種類
矯正の器具には大きく、マルチブラケット装置とマウスピース型の2種類があります。
前者は歯の表面に「ブラケット」を装着し、ワイヤーの力で歯並びを整えていくもの。器具には凹凸があるためぶつかってしまったときに口の中をけがしやすかったり、口内炎ができてしまったりという心配はありますが、運動をすることで矯正治療に支障をきたすというほどではありません。
もしけがが続くようであれば矯正治療中用マウスガードを装着することをおすすめします。
歯科医院で作成できますが、対応していない歯科医院もあります。
ご希望の際は歯科医に相談してみましょう。当院でも作成可能です。
▲口腔内スキャナー「iTero」の導入によって被せ物を作る際の型取りが不要になったほか、矯正治療では治療後のシミュレーションを見ることもできます(はるまちざか歯科・矯正歯科 川崎市宮前区)
一方、マウスピース型の矯正装置はマルチブラケット装置と比べると凹凸がないので、コンタクトスポーツでけがをするというリスクは低いでしょう。
でも、口内の違和感はあると思います。
注意したいのは練習中に気になるからと言ってそれを外してしまうと、装着時間が短くなってしまい(1日20時間以上を推奨)、治療がうまくいかなくなる可能性も。その点は気をつけましょう。
また、スポーツドリンクを常用している、虫歯のリスクが高い人は要注意。
こまめに歯を磨くなどのメンテナンスが必要になります。
事前に虫歯のリスクを検査することもできるので、不安な方はご相談ください。
スポーツでは歯を食いしばって力を入れるシーンが多々あると思いますが、いずれの装置も大きな問題はありませんのでご安心ください。
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