【歯科医監修】子どもがいつも口をぽかんと開けていて気になります!

ポカーン口の子どもイメージ

幼児期の子どものお口の悩みを、中川駅前歯科クリニック(横浜市都筑区)の髙野友美先生が解消します!

お話

中川駅前歯科クリニック 髙野友美先生

中川駅前歯科クリニック 髙野友美先生

Q.【1歳~5歳】気づくと子どもがいつも口をぽかんと開けていて気になります

A.口の筋肉が弱いと
虫歯や感染症のリスクにもなるので早めに対処を

最近、口をきちんと閉じにくい子どもが多いようです。口をきちんと閉じることができないと 口の中が乾きやすくなって、虫歯や感染症のリスクも高まります。また、歯が前に出てきやすくなるなど、歯並びにも大きな影響があります。

原因に挙げられているのが、口の周りの筋肉の発達がよくないこと。口を閉じる筋肉が弱っていると、自然に口がぽかんと開いてしまう状態になります。また、舌の位置や姿勢が悪いことも口の発達に悪影響を与えます。
ポカーン口の子どもイメージ

どのような治療をするのでしょうか?

発音に問題のあるお子さまや食事に時間が長くかかると相談を受けることが増えています。そのようなお子さまは、まず、口の周りの筋肉の強さの測定と舌の動きの確認をします。

そこで、筋力の弱いお子様は、おしゃぶりのような形をした道具を使い、それをくわえて口を閉じる訓練を行います。おうちでできる口腔周囲筋や舌を鍛える方法をお話し、ご自宅でもトレーニングを行っていただきます。

その後は、定期的に、口を閉じる力や舌の動きをチェックしていきながら、改善を目指します。歯の定期検診に来ていただければ、こうした口の筋肉の発達もチェックできますので、早めに対処することができます。

中川駅前歯科の口の筋力を測るチェッカー

口の筋力を測るチェッカー(写真左)、口にくわえて加えて引っ張ることで唇の筋力がつく、リップルトレーナー(右)。おもちゃの吹き戻しなどもお口周りの筋力アップに効果があります。

ポカーン口の子どもイメージ
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