~看病のあとに親がダウンする「時差だおれ」、対策のカギは“家族のチームワーク”でした~
冬本番!体の芯から冷えこむ日が続いていますね。インフルエンザをはじめ、様々なウイルス感染が増えるこの季節。手洗いうがい、体調管理など、日ごろから気を付けていてもご家族が次々にダウンして大わらわ…そんな経験はありませんか?
特に子どもは突然発熱したり体調が悪くなったり。そんな「もしもの時」に家族で看病に備えるきっかけをつくる親子参加型プログラム「もしものときの免疫ケア教室」におじゃましました。
文京区貞静幼稚園で行われたワークショップ。司会進行を務めるのは、キリンビバレッジの「免疫ケアアドバイザー※」の藤井さんです。この日は8組の年中さん親子が参加しました。

※免疫ケアアドバイザーとは、キリンの社内資格で、免疫の正しい知識から、商品に関連する法令などの専門知識をもち、セミナー活動などを通して「免疫ケア」の大切さを伝え、人々の健康習慣に貢献しています。(キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ)
近年、「育児はひとりで頑張るものじゃない」、「ワンオペを減らそう」という考えが社会に浸透してきましたよね。この日もご夫婦で参加されているご家庭が3組いらっしゃったり、パパさんたちも積極的に育児に関わっているようすがうかがえました。
けれど、「子どもが体調を崩した時や看病」についてはどうでしょうか?
そんな時に家族で支え合えるよう「備える」ことをテーマとしたワークショップの始まりです。
免疫ってなんだろう
「めんえき」って言葉、聞いたことがある人~?
藤井さんの呼びかけに、こどもたちは首を傾げます。
藤井さん
免疫は、ばい菌やウイルスなどの「外からくる敵」と戦って、体を守ってくれる体の中の「守り隊」です。見えないけれど、みんなの体の中で一生懸命働いてくれています。
大人も生活リズムが崩れたり、忙しさが続いたりすると免疫は下がりやすくなります。特に子どもは免疫がまだ未成熟で体調の波が出やすいんです。
つまり、免疫は、毎日の生活によって上がったり下がったりします。
子どもが体調を崩したとき、よく熱が出ますよね。
熱が出ると、途端に症状が悪化したように感じることがありますが、実は免疫がちゃんとはたらいている証拠だそう。
特に子どもは免疫の反応が大人よりも強く出やすいため、急に高い熱が出たり、一気にぐったりしたりするケースが多いそうです。

提供:キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
「お熱が出るのは体を守ってくれる「守り隊」が「ばい菌と闘うぞ!」ってがんばっているからなんですよ!」と藤井さん。戦う「守り隊」のイメージイラストに子どもたちの目はくぎ付けです。
看病のあとに親がダウン…「時差だおれ」とは?
保護者の皆さんはお子さんの看病で生活リズムが崩れがちになりますよね。結果として子どもが体調不良になると親の免疫が下がりやすくなるそうです。
藤井さん
皆さんは、こんな経験はありませんか?
お子さんの看病をしている間は気が張っていて、なんとか乗り切れたのに、お子さんが元気になって安心した後、その翌日くらいから自分の方がどっと疲れて体調を崩す。これを「時差だおれ」と呼んでいます。

提供:キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
キリンが去年の11月に発表した調査結果では、未就学児を持つ親の約8割が「時差だおれ」を経験していることが見て取れます。

提供:キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
また、約半数の人が、自身の通常の体調不良の時よりも、子どもの看病のあとに体調を崩す方が「いつもより辛かった」と感じているそうです。

提供:キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
この「時差だおれ」が起きるとき、からだの中では何が?
藤井さん
この教室を監修している順天堂大学医学部教授で医師の小林先生によると、看病している間、親の体はずっと気が張っていて緊張している状態です。
ところが、子どもが回復して「よかった…」と安心した瞬間、緊張状態が溶けて、免疫の働きが一時的に落ちる、これが「免疫の谷」です。
この急な変化が実は体にとっては大きな負担になります。

提供:キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ

「免疫の谷」の説明に真剣に聞き入る参加者の皆さん。(キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ)
家族でできる!免疫を維持するコツ
では、どのように免疫を維持したらいいのでしょうか。
藤井さん
免疫機能を正常に働かせ、維持するための行動を「免疫ケア」といいます。
「免疫ケア」って聞くと難しいように聞こえるかもしれませんが、規則正しい生活、適度な運動、栄養バランスのよい食事、休養などの日常の習慣を心がけることが「免疫ケア」になります。よく笑うことも重要ですね。

提供:キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
さらに小林先生は、普段の生活でも、子どもの体調不良の「もしも」の時でも、お互いを支えあえる状態をつくっておくことが大切だとおっしゃっています。
日常の中で、以下の3つがとても大切だそうです。
・楽しくごはんを食べること
・家事を協力すること
これらによって、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌を促し、免疫ケアに繋がります。
「共に支え合う習慣や意識」こそが免疫を守る鍵。
そのため、家族がワンチームとなって支え合うことが大切なんですね。
また、「自分の体調を自覚する意識づけ」も大切だとのこと。小林先生によると、忙しい毎日の中で、つい自分の不調を後回しにしがちですが、「ちょっと疲れてるな」「今日は無理しないほうがいいな」そう気づいてあげること自体が、立派な免疫ケアになるとのことです。
【ワーク】いざという時に慌てない! 家族で作る「もしものときのおたすけカード」
この後は、いよいよカードを使用したワークがはじまります。使用する「もしものときのおたすけカード」は、子どもが体調を崩してしまったときに助け合えるチームをつくるためのカードです。
「もしも」の時にも家族のみんなが落ち着いて行動できるように、必要な備えを話し合って書き込んでいきます。

提供:キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
全部で10個のテーマの中から
この日はたべもの、びょういん、たいじゅう の3つについて話し合いました。

提供:キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
表面に書いてある「おたすけ」テーマについて家族で話し合い、裏面の「おたすけメモ」に家族で共有しておきたい情報を書き込んでいきます。

家族で話し合って「もしものときのおたすけカード」を作ります。(キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ)
「ワークに正解不正解はありません。『うちの家族だったらどうするかな?』と考えて、もしものときに家族でどう助け合えるかを改めて話し合うことが目的です」と藤井さん。

キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
お子さんの体重を正確には把握してなかったというパパさんの声も聞かれました。
キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
3つのテーマの記入が終わり、他のテーマへと進むご家庭も。親子の会話も弾みます。
ワークの後は家族で話し合ったことを発表する時間です。

キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ
いつもお世話になっているクリニックや、夜間救急病院について、改めて子どもと共有しましたというパパさん。

家族で話し合ったことを、発表します(キリンビバレッジ「免疫ケア」ワークショップ)
続いて園児さんから「ぐあいがわるいときにひつようなたべものについて」の発表がありました。
「食べやすくて温かいうどん、のどが痛いときはアイスやはちみつ、お薬を飲みやすくしてくれるからゼリーも!」と、その食べ物を選んだ理由までハキハキと発表してくれました。
「免疫ケア」というと難しく聞こえますが、体調管理に加えて、家族で支え合える状態をつくっておくことも、大切なケアのひとつなんですね。
また、普段はあまり話す機会のないことを家族で改めて言葉にし合うことで、新たな気づきがあり、感謝の気持ちやお互いを思い遣る気持ちが深まる。今回のワークショップは、そんな「家族の絆」を深めるきっかけづくりとしても、とても有意義な時間だと感じました。