横浜市都筑区葛が谷にある、葛が谷つばさクリニック。診療科目は多岐にわたり、小児科・皮膚科・形成外科・乳腺外来は専門医による診療も行うクリニックの院長、長田展明先生にお話を伺いました。
5人の医師が力を合わせる「チーム医療」が大きな強み
開院から20年、院長の長田先生が掲げるモットーは今も変わらず「よろず相談所として、不調を感じたらまず頼ってもらえるクリニック」です。そのため診療科目も多岐にわたり、小児科・皮膚科・形成外科・乳腺外来は専門医による診療も行っています。
「それぞれの専門医と力を合わせることで知識や経験を持ち寄り、より良い治療法を的確に導き出すことができます」と長田先生。
また、新たに開設した「ダイエット外来」では、「最小限の努力、最大限の効果」をコンセプトに、患者さんの体質や要望を考慮した上で、生活習慣の見直しや食生活・トレーニング指導、投薬治療などを行っています。長田先生ご自身も実践され、大幅な体重減を実現、維持されているそうです。
「非」感染者のための外来でより快適な通院を
新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したことで、これまでの発熱外来を閉鎖し、新たにクリーン外来(非感染症外来)を開設。
「これまでは発熱症状のある方が隔離される形でしたが、これからは慢性疾患や小児検診、予防接種などでの受診はクリーン外来を、感染症の疑いのある患者さんには一般外来を受診していただくことにしました」と長田先生。
隔離した状態で患者さんが待機するスタイルに「押しこまれているように感じる方もいるのでは?」と、長く疑問に感じていたという長田先生。午前と午後の診療時間の前半をクリーン外来、後半を一般外来というように来院時間を区切ることで、感染予防に対応するとともに、引き続き患者さんの「安心」を守ります。
さまざまなアイデアで通院をもっと楽しく
地域に共働きの家庭が増えたことから、第1・3日曜の診療に加え、毎週土曜の小児科専門医による診療も開始。3世代で通うご家族も多いそうで、通院が難しい患者さんに向け、訪問診療にも力を入れています。
常に患者さんにとって「最良」を考える長田先生。キッズスペースに置く玩具を自らリサーチしたり、感染を不安に思う子どもたちのための待機部屋「くまさんのへや」(両スペースともに現在は閉鎖中)を作ったりと、子どもたちが楽しく安心して通院できるよう工夫してきました。
「通院はただでさえ不安をともないます。少しでも来院しやすい環境を作るには、ときに遊び心も必要だと考えています。今後も〝楽しく通院できるクリニック〞として、さらに改良を重ねていく予定です」。
お話を伺ったのは
院長:長田 展明先生
埼玉医科大学大学院卒業。同大学第三内科助手、秩父病院内科、鴨居病院内科部長、菊名記念病院内科勤務を経て、2003年より現職。医学博士。