年齢を重ねるにつれて増えてくるほくろやシミ。特に顔や、肌を露出する部分にできてしまうと気になってしまう人も多いのではないでしょうか。美容皮膚科で最も相談件数の多い「ほくろ」と「シミ」の除去について、最新の施術・治療方法とおすすめのクリニックを紹介します。
「ほくろ」は良性のできものの一種。
色や形が気になるときは専門医に相談を。
一般的に黒あざの小さなものを「ほくろ」と呼びます。 がん化することはほとんどありませんが、「急に大きくなる」「色にムラがある」「形が左右非対称である」「盛り上がっている」など気になる点があれば、皮膚がんの可能性もあるので、一度専門医に相談して識別してもらうと安心です。
良性の「ほくろ」は、基本的には治療する必要はありませんが、顔や肌を露出する部分にある「ほくろ」で、整容的に気になる場合には、除去しても問題ありません。
但し、良性の「ほくろ」でも、触ったりもんだりしていると大きくなったりするので自分でいじらないようにしましょう。
大人の女性に多い主なシミは
「老人性色素斑」と「肝斑」。
女性に多い主なシミは、長年紫外線を浴び続けることでできる「日光性黒子(にっこうせいこくし)」(年齢を重ねるにつれ濃くなる傾向にあるので、「老人性色素斑」とも呼ばれます。)と、顔の左右対称にでる淡褐色のシミ「肝斑」があります。
30~40代から増える「肝斑」は、発生のメカ二ズムははっきりとはしていませんが、肌への摩擦やホルモンバランスの変化等が要因として考えられており、閉経とともに薄くなる傾向にあります。
「ほくろ」の除去は、傷をほとんど残さない
レーザー治療が主流。
すでにできてしまった「ほくろ」を除去したいときは、まずは専門医の診察を受けましょう。「ほくろ」と一言でいっても種類や状態が個々によって異なるため、自分の症状にはどのような治療が適しているか、正しい知識をもとに、診断してもらう必要があります。
ほくろの除去は、メスを使って切除する「摘出手術」と、レーザーで焼く「レーザー治療」の2通りが主流で、ほくろの種類や症状に合わせて選択します。「摘出手術」は、盛り上がって色が濃い「ほくろ」の除去に用いられます。健康保険が適用され、組織の検査が可能です。切開を伴うため、術後3~6か月ほどは傷跡が残りますが、再発の可能性がないメリットがあります。
一方、「レーザー治療」は、平坦で色が薄い「ほくろ」の除去に用いられます。自費治療にはなりますが、施術時間が短く簡単に済むので、患者の精神的な負担が少なく、また切開できない箇所にあるほくろも除去できるメリットがあります。ただし、組織検査はできません。
シミ治療は専門医に相談を。
症状に合わせた治療の組み合わせで症状を改善
シミの治療は、近年広く普及しているレーザー治療や光(IPL)治療機器が用いられます。「しみ・そばかす」といっても、人によって肌質もあらわれ方も異なり、また老人性黒子斑と肝斑によっても治療方法が異なるので、必ず専門医による診察を受けましょう。
レーザー治療の以外の方法としては、メラニンを作るメラノサイトに働きかけて色素沈着を抑制するトラネキサム酸やビタミンC等の服用、メラニンの合成を阻害するハイドロキノンと呼ばれる塗り薬もあります。治療とともに、外出時には紫外線を避け、洗顔やマッサージで刺激を与えないようにすることも大切です。
松井クリニックでは、最先端のレーザー機器による美容施術は、カウンセリングからアフターケアまで院長の松井先生がトータルでサポートしています。「ほくろやシミ」でお悩みの方は、一度相談に足を運んでみてはいかがでしょうか。詳しい治療の内容は、ホームぺージにも掲載されています。