夏の外出時に気になるエチケットのひとつ、ワキ汗。
気温、湿度ともに高い日は、短時間の外出でも汗じみが気になります。特に汗っかきの人はワキ汗に悩まされている人もいるのではないでしょうか。
ワキ汗の原因や治療法について、美容皮膚科の専門医でもある横浜市都筑区にある松井クリニックの院長 松井潔先生に伺いました。
ワキ汗に困ったら。治療対象となる程度は?
汗っかきで、服の汗染みが気になる、緊張するとワキ汗がひどくて、人前に出たくなくなる、などなど、ワキ汗に悩む方は多いです。
ワキの下はもともと汗腺が多いうえに、緊張やストレスなどの精神的な刺激と、気候や運動による温熱刺激の両方で発汗が促進されるため、汗を多くかきやすい部位です。生活に支障が出るほどワキ汗が多く出る病気のことを「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」といいます。
上記の項目に2つ以上チェックがついた方は、「原発性腋窩多汗症」と診断されるケースが多く、治療をおすすめします。
重度のワキ汗「原発性腋窩多汗症」治療は、
保険適用が可能
医師が診察で「生活に支障をきたす」と判断した「重度の原発性腋窩多汗症」の場合は、保険適用での治療が可能です。
治療方法は、しわ取りなどの美容施術で用いるボトックス注射です。ボツリヌス菌がつくる天然のたんぱく質から精製された薬をワキに注射することで、交感神経から汗腺への刺激の伝達をブロックし、発汗を抑えます。施術時間は1回あたり約5~10分で、治療効果は約4~9か月です。
ボツリヌス療法:松井クリニックHPより
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お話を伺ったのは

松井クリニック 松井潔院長
連日200名前後の診療をこなしつつ、自らのアンチエイジングにもストイックに取り組む「超熱血ドクターM」。確実に成果を出す松井先生は、今ではトレーニングジムの監修、アドバイスまで行っているそうです。