舌下免疫療法について詳しく教えてください
毎日3年以上継続して服用することで根治も期待できます。
アレルギーの原因(アレルゲン)を含む治療薬を舌の下に置いたあと飲み込むことで、アレルギー症状を緩和し、根治も期待できます。数カ月で効果が現れることも少なくありません。
妊娠・授乳中のお母さんも使用できるのも特長で、眠気など副作用の心配もありません。通院は1カ月に1度程度で、あとは自宅で毎日、3年以上継続して服用する必要があるので、親御さんの協力と本人の根気とやる気がカギです。
2018年より5歳以上の治療が可能となりましたので、お子さんのアレルギーでお悩みの方はご相談ください。
お話を伺ったのは
センター北ひまわり耳鼻咽喉科
院長 勝野 雅弘 先生
クリニック名の「ひまわり」の名前どおり、明るい印象です。
子どものころ、中耳炎になったときに通院した耳鼻科が薄暗くて、通院が憂鬱でした。そのトラウマを払拭すべく、院内はオレンジや黄色などをふんだんに使って明るい雰囲気にしました。
子どもの患者さんも多いため、不安な気持ちを和らげられるよう、キャラクターグッズやぬいぐるみなどを手の届く位置に置き、気をそらしながらできる限り手早く処置をします。「あれ?もう終わったの?」っていうお子さんも多いですよ。
最初は嫌がって泣いていた子が、帰り際に笑顔で手を振ってくれるとうれしいですね。ひまわりの花言葉「あなたを見つめる」のように、患者さん一人一人に真摯に向き合う診察をこれからも心掛けていきたいと思います。