さまざまな情報が飛び交う中、保護者にとって心配なのは、子どもの感染と、その後の重症化。緊急事態宣言解除後は幼稚園や保育所、学校も再開されますから、保護者にとって心配なのはわが子の感染、そして重症化です。
以下のグラフは、厚生労働省が2020年5月18日に出した「新型コロナウィルス感染症 診療の手引き第2版」に掲載されているものです。
これによると、2020年4月17日現在では、29歳以下の致死率は0でした。その後変化はありますが、5月18日現在の厚生労働省発表に資料への更新はありません。いずれにしても、致死率は年齢が下がるほど低いことが推定されます。
年齢別に見た新型コロナウイルス感染症の致死率
また、以下のグラフは厚生労働省の2020年5月8日の発表をもとに、「東洋経済オンライン」に掲載されているもので、日本国内において確定している新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の状況を厚生労働省の報道発表資料からビジュアル化したものです。
年齢別の感染者数
出典: https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
感染者数も、20代以上の成人に比べると20歳未満は非常に少ないことがわかります。
さらに、公益社団法人日本小児科学会(2020年5月13日更新)によると、「子どもの新型コロナウイルス感染症は重症化する割合は成人と比べると少ないようです。しかし、成人同様に呼吸状態が悪くなることもあります。2歳未満の子どもは比較的重くなる傾向があり注意が必要です」とのこと。
新型コロナウィルス感染拡大防止を、今後もみんなの力で継続していきましょう。