【教えてドクター】小児矯正は医療費控除の対象?

小学生の矯正治療Q&A

小児矯正治療は医療費控除の対象となりますか?

小児矯正治療は基本的に自由診療となり、年齢や歯列の状態により異なりますが、3年前後の治療期間で総額40~50万円前後かかることが多いです。完全な審美目的での歯列矯正は医療費控除の対象外ですが、小児矯正治療は歯や顎の正しい成長を促すことが目的となるため控除の対象です。

小学校高学年~中学生頃になると大人の歯の矯正治療となりますが、かみ合わせを良くすることは健康上必要な治療であり、こちらも控除の対象です。ただし、控除の可否の判断は各税務署に委ねられているので、管轄の税務署に確認すると安心です。

医療費控除は世帯での医療費を合算して申請ができ、医薬品の購入費や、通院に付き添いが必要な場合には付添人の交通費も控除の対象となります。お子様の矯正治療を考えるに当たって「医療費控除」の知識もお持ちになり、矯正治療専門の歯科医に相談することをおすすめします。

お話を伺ったのは

はるまちざか歯科・矯正歯科 院長 三浦 回也 先生 副院長 三浦 恭子先生

院長:日本大学歯学部卒業。横浜市内の歯科クリニックで経験を積んだ後、2017年1月にはるまちざか歯科・矯正歯科を開院
副院長:日本大学歯学部を卒業後、同大学歯科矯正学講座入局。同講座非常勤医を務め、2017年より同院副院長に就任

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