小学生の目に関するQ&A
塾から帰宅後も勉強をしています。夜間の勉強法で気を付ける点を教えてください。(小6男児)
夜間の勉強で一番気を付けていただきたいのは生活のリズムを崩さないようにし、早寝早起きに努める、ということです。睡眠時間の確保は子どもの脳や精神の発達にとって非常に重要です。
その上で、夜間であれば室内で750ルクス以上の明るさ、手元はデスクライトなどでさらに1000ルクス以上の環境を作り出すようにすると良いでしょう。この明るさだと、もしかすると目がさえて眠れないかもしれません。
就寝予定時刻の60分ほど前には、暗記用の音声学習などに切り替えると目も休まって効果的です。暗記した内容を起床時にもう一度確認することで、記憶を強める効果も期待できます。
お話を伺ったのは
スマイル眼科クリニック 院長 岡野敬先生
工業高校を卒業後、料理人の道へ。その後、一念発起して医学の道を目指し、杏林大学医学部入学。卒業後、杏林大学病院アイセンター、岩手県内のクリニックで経験を積み、2001年よりスマイル眼科クリニックに勤務。2003年、院長に就任。