▲葛が谷つばさクリニック(横浜市都筑区)
複数の専門医が連携したチーム医療が強みです。
院長の私はプライマリーケアを信条としており、内科・小児科・外科・皮膚科など、幅広い診療を毎日行っています。ここに、皮膚科、小児科、乳腺外来の専門医が曜日によって担当します。
すべての医師が他の病院での診察も行っているので、最新医療情報を常に勉強し、情報・意見交換なども日常的という、とても理想的な医療環境なんです。難しい症例に関しては、それぞれの専門知識や経験を生かして、最善の診療方針を早く的確に判断することができるからです。
2021年4月から、これまでの4人から5人体制になりました。小児科医をこれまでの1名から2名に増員したのですが、これによって「土曜日の小児科診療」という数年来の願いをかなえることができました。
ダブルインカムのご家庭が増える中、土日の診療は地域医としてどうしても守りたい部分なので、月2回の日曜日の一般診療も継続して行っています。また、月1回の乳腺外来は予約制なので、お子さんの小児科受診のときに相談して予約するというお母さんもいます。
子どもの不調、予防接種や健診は、不要不急ではないこと、さらに安心して受診するために、時間を分けるなども行っています。
▲十分なソーシャルディスタンスを確保できる広い待合室。葛が谷つばさクリニック(横浜市都筑区)
子どもの具合が悪い」「熱がある」「予防接種や健診の時期だけど」と思いながら、「コロナ禍での受診が怖い」「予防接種や健診は、病院に迷惑では?」など、さまざまな気持ちが重なって、足が遠のくというお話をよく耳にします。
しかし、それらの認識はぜひ変えていただきたいです。というのも、医療機関は、コロナ禍以前から感染防止対策は万全に行ってきていますから、いわば感染対策のプロ集団なんです。
そして、お子さんの受診については、子どもは体力も免疫も未熟ですから、大したことはないと思っても、あっという間に重症化することがあります。また、決められた期間に予防接種や健診をすることは、かからなくて済む病気を予防し、たとえかかっても軽症に終わるというメリットがあるのです。
さまざまな不安を払しょくするために実施しているのが、予防接種・健診専用の時間帯(木曜日14~15時)です。さらに、発熱外来は毎日午前の1時間。緊急性の高い場合は、他の患者さんとは別の診療室での診察も行います。気を遣わないで受診してほしいです。気を遣うのは私たち医療従事者の務めです。
お話
葛が谷つばさクリニック院長 長田展明先生
掲載記事がある 幼稚園号 ビタミンママ Vol.89 ご購入↑