力を入れる歯周病治療では
さまざまな治療法を提案
▲明るい診察室は、治療への不安を和らげます(ルトゥール歯科診療室:港北区高田東)
子供の歯科矯正とともに、金沢先生が力を入れているのが歯周病治療です。歯周病とは歯周病菌が歯のセメント質と歯を支える骨(歯槽根)を壊し、悪化すれば歯茎を溶かし歯が抜け落ちてしまうこともある病気です。
原因はさまざまですが、十分な歯磨きができていない、もしくは歯並びが悪い人ほど歯周病になりやすいそうです。
歯周病は治りにくく再発しやすいので、詳細な検査を実施し、症状の進行具合に応じた治療を行います。
「まずは歯周病菌の活動性を位相差顕微鏡で調べます。この結果に応じて、菌が多いようであればジスロマックという抗生物質を処方し、3日間の服用で除菌します」。
何度も通院する必要がなく、再感染がなければ一度の治療で済むとあって、患者さんからも高く評価されています。また次亜塩素酸水によるうがいは1日2回、家庭で行うことで歯周病の改善が期待でき、継続的な通院ができない患者さんにはこちらをすすめています。
そのほか、8倍拡大鏡を用いて高濃度の次亜塩素酸水で殺菌洗浄するなど、さまざまな方法で歯周病菌を徹底的に除菌します。
「悪くなってから来院する方が多いのが残念ですね。もちろん治療にも力を入れていますが、大事なのは予防です」。
歯周病に限らず、歯の健康のためにも3~4カ月に一度は歯科でのケアを行い、歯の健康の維持を呼びかけています。
▲院長 金沢 俊佑先生(ルトゥール歯科診療室:港北区高田東)