リウマチだと諦めず抑えられる時代に

都筑あずま内科リウマチ科(都筑区仲町台)
▲都筑あずま内科リウマチ科(都筑区仲町台)

抗リウマチ薬や生物学的製剤で
リウマチを抑えられる時代に

 リウマチの専門医としてこれまで数多くの患者さんを診てきた、都筑あずま内科リウマチ科の院長、東浩平先生。リウマチは正式には「関節リウマチ」といい、これは自己免疫疾患のひとつで、関節の中の滑膜に炎症が起き、関節の痛みや腫れ、変形といった症状が出ます。高齢者の病気というイメージが強いですが、10代から80代まで発症年齢は幅広いそうです。男性に比べて女性がかかる割合は約4倍という統計も出ています。「ご家族の方にリウマチだけではなく、膠原病を患った方がいれば確率は上がりますが、絶対ではありません」。今から10年以上前は、リウマチは不治の病と言われていました。しかし医学の進歩により、症状の大幅な改善が見込めるようになっているそうです。「昔の医療は関節が壊れた後に手術やリハビリでしたが、現在、当院では通院される患者さんの関節を絶対に壊したくない、また壊れてからいらした方も絶対に進行させたくないと思って治療にあたっています」。同院では経口の抗リウマチ薬に加えて、注射剤である生物学的製剤、また最近では生物学的製剤と同等の効果を持つ内服薬など薬の進化もあって、リウマチの症状を抑えることができるようになっています。これら薬を続けることで「不自由のない生活を送ることも可能になる」と東先生は言います。

 この関節リウマチ以外にも、皮膚や腎臓、脳などに症状が出る全身性エリテマトーデスや、唾液腺や分泌腺に異常が出るシェーグレン症候群、筋肉に異常が出る筋炎などを含めた膠原病全般の治療にも、他の病院との連携などで対応しています。院内にリウマチの専門医が院長を含む4名も揃っていることも、患者さんにとって心強い限りです。

広々とした待合室は設計士の方と何度も打ち合わせを重ねて完成させた、院長のこだわりが詰まった空間です。大きな窓から差し込む明るい光が落ち着きます(都筑あずま内科リウマチ科:都筑区仲町台)
▲広々とした待合室は設計士の方と何度も打ち合わせを重ねて完成させた、院長のこだわりが詰まった空間です。大きな窓から差し込む明るい光が落ち着きます(都筑あずま内科リウマチ科:都筑区仲町台)

レントゲンや血管の状態を見ることができる機器など、さまざまな医療機器が揃っています D バリアフリーで車いすでの通院も可能です(都筑あずま内科リウマチ科:都筑区仲町台)
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