【気になる子どもの行動】好き嫌いが激しく、食べるものが限られる

子どもの「気になる」行動について専門家に聞いてみました

一人で遊べる時間が増えたり、少し言葉が出るようになったり、子どもの成長を実感してうれしいと思う反面、自我の発達に伴って自己主張も激しくなり、「これって大丈夫?」と不安に思うことはありませんか。多くのママが疑問や不安を感じる子どもの「気になる」行動をリストアップしました。

好き嫌いが激しく、食べるものが限られます
イヤイヤ期 対応 3歳 発達障害
結城教授

好き嫌いは離乳食開始後、大人とほぼ同じものを食べるころから始まります。無理して食べさせるのは親子関係によくない影響を与え、「食べること」を楽しくないと思うようになります。また子どもだけ座らせて、ひとりで食べさせるのもおすすめしません。大切なのは楽しい食卓の雰囲気です。子どもが嫌いな食材も食卓に並べて家族みんなが食べていると、つられて少しずつ食べるようになることも。

基本的には幼少期の好き嫌いはそれほど気にすることはありません。でも、ほとんど食べない、あるいは極端な好き嫌いがあるお子さんで、ほかにも「気になる」行動があれば専門の機関に相談しましょう。

 

幼稚園ガイドブック&よりよい発達ってなんだろう?Vol.93

気になるこんそーしあむとは...

子どもの発達は発達は十人十色。多様性や個性を大切にし、それぞれの子どもに合った育て方、対処ができるよう、発達への理解を深め、子育ての不安を減らしていきましょう。 これまで発信した「発達」に関する記事の一覧 これまで発[…]

お話を伺ったのは

國學院大學人間開発学部 子ども支援学科 結城 孝治教授

専門は臨床発達心理学、発達心理学。子どもの思いを理解し、子ども視点での子育ての在り方を、自らの子育て経験も交えつつ、わかりやすく解説してくれる。保育所等での発達心理相談の経験も豊富。