Q.仕事家事育児のバランスがとれず、食事が手抜きに

働く女性が増えても、まだまだ家事・育児の多くを女性が担っている家庭が大半

働く女性が増え、これにより出産年齢も上がっている昨今。
また、女性の社会進出が後押しされる中で、出産ばかりは女性しかできず、女性の負担が増えている状況を目の当たりにすることが多々あります。

一方で、男性の育休取得の推進など、社会のバックアップもあり、家事育児をこなす男性が増えているようにも見受けられます。時代は徐々に変化していると感じますが、
私が看るご家庭においては、まだまだ育児の大半を女性が担っているご夫婦が多いという印象です。

食事作りは毎日のことだからこそ、
他人の手を上手に活用しよう!


日々、心も体も成長し続けている子どもたち。親としては十分に栄養を摂らせてあげたいですよね。食事が手抜きになってしまうという自己嫌悪感は、そんな子どもたちへの深い愛情からくるものと思います。

ダブルワークの家庭の増加に伴い増えてきた宅配や調理キット、便利な調理グッズなどを活用して、上手に「手間」抜きしてはいかがでしょうか。

野菜の下ごしらえの手間が省ける無添加野菜のパウダーなどもオススメです。

家事も育児も「ほどほど」「適当に」。
家族が笑って暮らせることが一番大切

お母さんの心身が壊れてしまっては、仕事も家事も育児も、全て難しくなってしまいます。お父さんも同様です。

私は、多くの育児家庭を訪問サポートする中で、「ほどほどに」「適当に」「ご自身も大切に」とよくお伝えしています。子どもたちにとって、お父さんやお母さんの笑顔は本当に大切です。
時には、他人の手を借りても良いのです。手抜きをするご自身を許してあげてください。

ご夫婦で、生活全体について話し合う機会を持てると良いですね。育児・家事の役割分担だけでなく、常に連携して支え合うことがポイント。そのためには「互いを思いやる気持ち」が何より大切です。お客様の中に「育児は一人でするものじゃありませんね」と話された方がいて、強く同感します。

辛い時に辛いと言える世の中であるべきで、世の親たちが笑って育児ができる時代であってほしいと願っています。

お話を伺ったのは

ナーシングドゥーラ横浜あおば代表 森 千草さん

桐蔭学園高等学校卒業後、横浜市立大学看護短期大学部を卒業し、看護師免許取得
その後約1年半、ロンドン在住
帰国後は、労災病院NICU勤務、大学病院NICU・GCU、小児科外来、他成人外来勤務
大学病院を退職後、一般社団法人 国際ナーシングドゥーラ協会認定 ナーシングドゥーラ®PRO取得
ナーシングドゥーラ横浜あおば設立
Pepeファミリーケア研究会発起人メンバー