運営母体が異なり
私立は独自の取り組みも
公立の小学校は、市町村や特別区が運営し、原則として住んでいる学区に応じた学校へ通います。
入学試験は行われず、入学金や授業料はかかりません。教育内容はその地域の教育委員会が決め、地域全体で同じ内容を学びます。
一方、私立の小学校は、学校の理念、すなわち「建学の精神」を強く打ち出している学校が多く、学校での学習や行事などがこれに基づいて行われていることがほとんどです。
教育方針がはっきり打ち出されているので、各家庭の考え方にも合った教育が受けられます。
そして、どの私立小学校にも共通しているのが、子ども一人一人を丁寧に見てくれるところです。
また、私立小学校は「親子ともに学ぶ姿勢」をとても大切にしています。
「子どものことを親と学校で支えましょう」という学校が多いのも特長として挙げられるでしょう。
公立小、私立小のメリットとは
公立小のメリット
公立の小学校は学費がかからないため、必要なのは諸経費程度。給食費が無償化の自治体も増えてきており、金銭的負担が抑えられます。
さらに、学校が比較的自宅の近くにあることが多く、通学時間や体力的な負担が少なく済むメリットも。
また、近所に同年代のお友だちができやすくなり、保護者にとっても同じ地域のコミュニティと関わる機会が増えるでしょう。
私立小のメリット
私立の小学校は「一族で同じ私学に」という家庭も中にはありますが、概ね、教育熱心な家庭とその子どもが多くなります。
こうしたつながりの中で学びを積み上げていくことのメリットは計り知れません。また、教師たちは共通の方向性をもって子どもたちを導いていきます。
専科が充実しており、高い専門性をもった教師が複数の目線、複数のアプローチで子どもの力を引き出し、伸ばしていく体制が整っているため、質の高い授業が期待できます。
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