規模も形態もさまざま。
希望者には進学の支援も
不登校やひきこもり、発達障害などの理由で学校に行かない、行くことができない子どもたちが、小学校・中学校・高校の代わりに過ごす学びの場がフリースクールです。
子どもの不登校数の増加とともに、2000年代から増え始めました。民間の教育機関であるため、費用がかかるところもあれば、ボランティアで運営しているところもあり、規模も大小さまざま。
インターネットの普及により、オンラインで参加できる通信制も増えてきました。
対象になる学年や教育方針も各施設により異なり、復学を目的にしているところや学習支援に力を入れているところ、医療機関と連携し、適切なサポートを受けられるところもあります。
フリースクールは学校教育法第一条に定められた学校、いわゆる一条校ではないため、基本的には通っていた小学校や中学校に籍を置いたまま通うことになります。
時間割もありますが、すべて生徒の自主性に任せられており、できることを自分のペースで行うことが基本となります。
もちろん、進学を考えている、もっと勉強をしたいという生徒に対しては、別途、学習の機会を設けているところもあります。
好きなことをとことん追求
フリースクールの可能性
学校のように、集団の同調性が必要なく、自分のペースで過ごせる場所であれば、今まで感じていた壁のようなものはなくなります。
すると、がんばりたい、やりたいという気持ちが自然と湧いてくるようになります。いろいろな人との関わりがあることで、家に閉じこもっているよりも成長のチャンスがたくさんあります。
また、自分を見つめ、好きなことを好きなように好きなだけ取り組む中で、これまで押さえつけられてきたいろいろな才能が開花する可能性もあります。
なんとかして学校に行かなければ、行かせなければ、というこれまでの固定概念にとらわれない、子どもの心に寄り添った、新しい学びの選択肢となっています。






掲載されている、 ビタミンママVo101.「0〜5歳わが子が小学校にあがる前に知っておきたいこと/子どもの将来に向けた過ごし方」子どもの将来に向けた過ごし方 2025年4月16日発売!