てらぴぁぽけっと 市が尾教室【ママの悩みに寄り添うまちの相談窓口】

「リズムウォーク」で気持ちを集中させることから始めます

家族のようなアットホームな空間を目指し、来所したら先生みんなで出迎えます。歓迎されている、仲間がいると感じることで安心や自己肯定感が生まれます。

「歩くこと」は、体幹を鍛え、体と心を安定させて心身のバランスを整えることに役立ちます。1クール2時間の中で、みんなで輪になってぐるぐる歩くことから始めます。音楽に合わせて20分程度リズムウォークをすることで、楽しみながら、「手を上げる」「反対周りに歩く」「つま先で歩く」など、「指示通りに体を動かす」「人のまねをして動きを会得する」ことを覚えます。

セラピーは基本的にマンツーマンで対応しますが、「リズムウォーク」(小集団)で体を動かすことで、まず気持ちを整え、個別セラピーに向き合いやすい状態に導きます。

825項目に細分化された到達目標を一つずつ、スモールステップを積み重ねます

リズムウォークのあとは、個室で個々の課題と向き合います。到達目標、困りごとの解消など、お子さんの発達状況に即した個別プログラムを行います。

子どもによって成長のスピードは異なります。当教室に通われているお子さまは緩やかではありますが、日々確実に成長しています。ABA(応用行動分析)の考え方に基づき、保護者様からのご要望とお子さまの様子をもとに、今できることから細かく段階分けしてリスト化し、目に見えるようにしています。

あいさつ一つとっても、「あいさつを受容する」「あいさつされたら返答する」「自分からあいさつする」というように、達成レベルを細かく区切って毎回記録をとり、セラピーノートに書いて保護者様にも共有します。そうすることで、昨日できなかったことが少しずつできていると日々実感します。お子さまの目に見える成長を喜び、幸せな気持ちで子育てに向き合っていただけたらと願っております。

●手先の不器用さが気になっていたのですが、はしの使い方やのり、はさみの使い方なども指導していただけて、安心して幼稚園に行けるようになりました。
●リズムウォークでは、担当の先生が子どもと一緒に歩きながら指示を体現してくれるので、子どもに何ができて、何ができないのか具体的に把握できます。子どもも先生のまねをするのが楽しいようで、体の動きもスムーズになってきました。
●セラピーのたびにいただけるセラピーノートは、成長記録として残しておけるし、悩み事の振り返りもできるので助かっています。

幼稚園ガイドブック&よりよい発達ってなんだろう?Vol.93

お話を伺ったのは

株式会社 OHANA 代表取締役 関谷友子さん