Q.子どもの夜泣きがおさまらず、寝不足でヘトヘトです。

ナーシングドゥーラ ビタミンママ

一般的に生後10~12カ月頃には
まとまった時間眠ってくれるようになります

夜、眠れないのは本当に辛いですよね。0歳児、特に新生児や乳児の頃は、夜中の授乳でパパやママが対応することは往々にしてあることです。疲労も溜まり、「いつになったら寝てくれるようになりますか」「いつまでこれは続くのですか」と、よく質問を受けます。妊娠期から自然と3~4時間おきに目が覚めるようになっているママさん達ですので、慢性的な睡眠不足になっていますよね。それがさらに出産という大イベントで、ホルモンバランスなど心身ともに大きな変化が起き、益々睡眠不足は辛いものになります。
ナーシングドゥーラ ビタミンママ
それでも我が子を可愛いと思う母性、父性から、寝不足でも頑張るママ、パパ。我が子はそのおかげですくすく育っていきます。そして、一般的には10~12ヶ月頃には夜中もまとまって眠ってくれるようになります。とはいえ、夜泣きそのものは6カ月から1歳半頃に多いと言われています。

幼児期の夜泣きの原因はさまざま。
専門外来での相談もおすすめです。

個人差はありますが、中には3歳くらいでも夜泣きがおさまらないお子さんもいます。これでは一緒に暮らす大人もくたびれてしまいますね。

その日の活動量、生活リズム、季節、温度、寝具等、様々な要因が関連しているといわれています。日中、思う存分身体や頭を使うような遊びや生活をさせてあげる、そして、栄養をしっかり摂る。これがまとまった睡眠に繋がったという方もいます。
さらに、成長に伴って記憶ができるようになると、夢を見ることで夜泣きに繋がることも。そんな時は、一旦落ち着かせてあげてから、布団に入ると眠れることもあります。
ナーシングドゥーラ ビタミンママ
眠くて泣く時は、眠ることにより自身が無防備になることが不安で泣くことが考えられるので、安心できる環境を整えてあげましょう。傍にそっと寄り添ったり、お腹の上に大人の手を載せてあげることで、程よい重みと温かみで安心して眠ることもあります。
最近は、こどもの睡眠外来を設けている小児科もあります。細かく丁寧に生活をみてもらい、変えられるところは変えて、その結果まとまって寝られるようになったという方もいるので、一度相談してみてはいかがでしょうか。

ママ・パパが自分を大切にすることで
子どもも安心して眠れるようになることも

ナーシングドゥーラ ビタミンママ
我が子の夜泣きにより、大人も睡眠不足でストレスを溜め、負のスパイラルにはまってしまうことも多々見受けられます。ママやパパも人間ですから、栄養を摂って休息をとることがとても大事です。我が子が眠っている時に一緒に寝てしまう、リフレッシュをするなど、ママもパパも、是非ご自身を大事にしてください。これが我が子の安心材料になり、安心して眠れることに繋がるケースもあります。
どうか、できる限りストレスを除いて育児を楽しめますように。

掲載されている、 ビタミンママVol95.「伸びる子の育て方」2023年4/17発売!

伸びる子の育て方 ビタミンママ 本※画像をクリック(タップ)すると詳細ページに飛びます

お話を伺ったのは

ナーシングドゥーラ横浜あおば代表 森 千草さん

桐蔭学園高等学校卒業後、横浜市立大学看護短期大学部を卒業し、看護師免許取得
その後約1年半、ロンドン在住
帰国後は、労災病院NICU勤務、大学病院NICU・GCU、小児科外来、他成人外来勤務
大学病院を退職後、一般社団法人 国際ナーシングドゥーラ協会認定 ナーシングドゥーラ®PRO取得
ナーシングドゥーラ横浜あおば設立
Pepeファミリーケア研究会発起人メンバー