【公園に行こう】発想豊かに、自由に楽しむ。子どもに寄り添う遊び場~川崎子ども夢パーク~

子どもの成長のためには、「遊び」が大事なアクティビティだといわれています。その遊びが、空や緑の下で、太陽に照らされながら、元気に体を動かすものであったら、なおいいですね。

何をして遊んだらいいのか、どこに行こうか…と悩むそんなママ・パパのために、ちょっとしたおでかけにもなる、オススメの公園スポットをご紹介します。

子どもを信じてやらせてみよう!

川崎子ども夢パーク ビタミンママ
「実は、今が一番遊具が少ない時期なんです」。開口一番そう教えてくれたのは、「子ども夢パーク」のスタッフ、藤さん。
ここは、自由な発想で、遊び、挑戦し、使いながらつくり続けていく子どものための遊び場。日によって、遊びに来た子どもたち自身が遊具をつくったり、壊したり、新たな遊び方を発明したりして、毎日違う姿に変化するのだとか。冬のこの時期は遊具が少ないけれど、温かくなると、毎日いろいろな遊具が出現しては消えていくのだそう。そのための道具や資材も置かれていて、子どもたちは思いついたら手を動かし、みんなで相談して、どうやって遊ぼうか考えます。

(左)木工道具や資材。ただ釘を打ったり、木を切ったり。形の変化を楽しむ子や、何かを作ってみようと奮闘する子などいろいろ。
(右)かまどで火起こし。まずは火のつきやすい枯れ木や薪を集めるところから。新聞紙とマッチで上手に火がつけられるまで、試行錯誤の連続です(※火と工具の使用は、月・水・土・日曜日)

「ここには常時見守りのスタッフはいますが、遊び方を教えるのではなく、遊ぶ子どもたちに寄り添うだけです」と藤さんは言います。「危ないからやってはダメ、ルールだから禁止」と、何かする前から子どもを縛るのではなく、何が危険で、どう遊べばみんな安全で楽しいかを子どもが自ら考えて動けるよう、見守っています。

ロープワークに凝っている中学生の男の子を中心に、みんなで乗れるバランスロープ遊具作り。たるまないように「せーの!」と声をかけてみんなで引っ張ります

川崎子ども夢パーク ビタミンママ

ウォータースライダー。服を着たまま豪快に滑る姿は夢パークの風物詩。泥んこでも水浸しでもいい! 体験してわかることがあるんです。着替え用の温水シャワー有

小さな危険はあえて残し、遊びながら学ぶ

もちろん、子どもに予測できない危険や、ケガをするような状況は毎日チェックして取り除きますが、日常で遭遇しうる小さな危険はあえて残し、その危険をどう回避するかも子どもたちは遊びの中から学びます。ここは、自分たちでルールをつくりながら、自由に遊び、判断力や社会性を養い、「生きる力」を身につけられる遊び場です。

(左)屋根つきスポーツ広場「たいよう」。サッカーをしたり、壁に向かって逆立ちの練習をしたり。中高生が集まって、ダンスやバスケットボールをする姿も(右)屋上広場に作りつけられた巨大ハンモック。ダイナミックにジャンプをしたり、みんなでごろごろ寝転んだり

川崎子ども夢パーク

川崎市高津区下作延5丁目30番1号
JR「津田山駅」より徒歩5分
広さ:約1万㎡
駐車場なし(障がい者用駐車場あり)

掲載されている、 ビタミンママVol95.「伸びる子の育て方」2023年4/17発売

伸びる子の育て方 ビタミンママ 本※画像をクリック(タップ)すると詳細ページに飛びます