【公園に行こう】里山の景色・四季の移ろいを感じる〜四季の森公園〜

子どもの成長のためには、「遊び」が大事なアクティビティだといわれています。その遊びが、空や緑の下で、太陽に照らされながら、元気に体を動かすものであったら、なおいいですね。

何をして遊んだらいいのか、どこに行こうか…と悩むそんなママ・パパのために、ちょっとしたおでかけにもなる、オススメの公園スポットをご紹介します。

味わい深い「風致公園」

四季の森公園 子ども お出かけ ビタミンママ

四季の森公園:横浜市緑区

横浜市緑区「中山駅」から徒歩15分。プロムナードを抜けた先に、風致公園「四季の森公園」があります。「風致」とは、趣のある景観のこと。ここはまさに、四季折々の里山の景色が楽しめる自然豊かな公園です。今回、この公園の自然を愛し、景観維持のための保全作業や自然観察会を催されている、「四季の森里山研究会」の方に、公園の楽しみ方を伺いました。

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子どもたちに大人気の夏のじゃぶじゃぶ池。浅いので小さいお子さんも遊びやすいです。(四季の森公園:横浜市緑区)

里山の景観を維持するための森林整備

「『里山』とは、人が生活する人里近くの山のことです」と里山研究会の森本理事長は言います。植林され、適度に伐採されて森全体に光が届き、下草が生え、多様な動植物が自生する豊かな環境。

人の手が入ってこそ維持できる生態系で、放っておくと、その土地で育ちやすい植物が繁殖し、元の姿に戻ってしまいます。かつては、人々が実際に山を利用して暮らし、当たり前に維持できていましたが、今ではほとんど残っていません。

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右側は手入れされた薪炭林(しんたんりん)、左側は手入れされていない奥山の景色(四季の森公園:横浜市緑区)

「昔はこうした里山で、子どもが自由に遊んでいました」と、里山研究会の宮下事務局長。「オオバコの茎をからませて引っ張り合うオオバコ相撲をしたり、カエデの翼果を飛ばしたり。そうした遊びの中から、いろいろなことを学び、手先の器用さを培ったものです」。

四季の森公園は、子どもが楽しめる遊具広場やジャンボ滑り台などもあり、一日中、太陽と緑を満喫できます。
ぜひお子さんと、虫眼鏡を片手に、植物や虫など、里山ならではの自然を散策してみてください。

春の里山で見られる植物

北口広場にある管理事務所で、季節ごとの植物情報が紹介されています。

四季の森公園データ

横浜市緑区寺山町291
各線「中山駅」より徒歩15分
広さ:約45.3万㎡
駐車場あり

掲載されている、 ビタミンママVol95.「伸びる子の育て方」2023年4/17発売

伸びる子の育て方 ビタミンママ 本※画像をクリック(タップ)すると詳細ページに飛びます

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