子どもの成長のためには、「遊び」が大事なアクティビティだといわれています。
自然体験が豊富な子は、イライラが軽減され、情緒が安定されやすい。また、自己肯定感が高まり、ひいては学力が伸びることに繋がるかもしれません。
遊びの中で楽しい学びを授けてくれる、農泊、自然体験プログラムをご紹介します。
秋田県大館市「農家民宿いち林」
子どもたちに農家のことを
もっと知ってもらいたい
お話上手で親しみやすく、初めてお会いしたときから、つい和んで話し込んでしまう。秋田県大館市でリンゴ農家を営む石垣一子さんは、そんな魅力的な人柄で、地元では知られた存在です。
農林水産省認定の「地産地消の仕事人」で、地元農産物の体験交流型直売所「陽気な母さんの店」を立ち上げた起業家。「農泊」が今ほど定着するずっと前の2000年代前半から、「もっと農家のことを知ってもらいたい」「生産者と消費者の溝を埋めたい」という思いで今の活動を始められたんだとか。農家民宿「いち林」を運営し、リンゴの収穫や稲作などの農業体験のほか、秋田名物「きりたんぽ」づくりや「そば打ち」体験などを提供しています。
きりたんぽ体験
農業体験
「子どもたちは何がどんなふうにつくられているか知らなくなって、リンゴが木になってることも知らないなんていう子がいて驚くこともあるんです」と石垣さん。子どもは経験して学ぶもの。実際にやってみて気づくことがいっぱいあります。ぜひ実際の農家の生活を見て、自然にふれてみてください。