ニックネーム はな
高1の長男ナツオと小6の次男フユトの二児の母。ナツオは偏差値30台からスタートし、二人三脚で頑張った甲斐あって、偏差値60越えの志望校に合格。次男フユトも自然と中受の道へ。いよいよフユトも中学受験生、残り少ない親子二人三脚を頑張ります。
10月24日 その日は中学受験をするご家庭にとっては1つの区切りの日。東京、神奈川の中学受験本番まであと100日という日です。
こちらの連載で昨年も100日の記事を書かせていただき、実は一昨年もこの同じタイミングで順番が回ってきたので100日の記事を書いていました。そう、こちらの連載ブログでは今回が3度目にして最後の100日の記事になります。
【目次】
- 100日の学習面について
- 100日の精神面について
1.100日の学習面について
昨年2018年の自分の記事を読み返し実際受験生の親として、6年生の母として考える事を今日は書きたいと思います。昨年のブログでお伝えしたかったことは
家庭学習の引き算の勧め
夏休み後の過去問演習から見える弱点とそれをなくすために増える復習量。中学受験塾からも宿題が増え、子供達は疲れがどんどん溜まっていきます。そこで親として、必要か不要かの取捨選択をして子供にかかる余計な負担を減らして欲しいとお話しました。
では現在受験生のフユトはどうしているのかお話すると…全く取捨選択していません(汗)何故ならそこまで学習量が多くないということと自分で加減できる性格だということが大きいです。むしろ増やす方がいいのかしら?と思う状態に、タイミングよく塾からの宿題が増えました。
6年生で深夜まで頑張って、無理しているお子様には引き算を、フユトのように自分のペースでするお子様には現状維持、もしくは少し足し算でもいいと思います。
もしもその微妙な匙加減が難しい場合、担当の先生にどうしたらいいのかお伺いするのが一番です。子供本人が先生から指示されているのにしていない場合も考えられるので、もし少な過ぎると思われる場合は是非お通いの塾に確認を取ってくださいね。
2.100日の精神面について
皆さんは受験本番まで「あと100日しかない」と考えますか?それとも「まだ100日もある」と考えますか?恐らく保護者の皆さんは「あと100日しかない」と考え、お子様は間違いなく「まだ100日もある」と考えると思います。
これは大人と子供の時間の感覚が異なるので、ゆっくり時間が流れているように感じる子供にとってあと100日はまだまだ先だからです。しかし中学受験塾では大人の都合でそろそろやる気スィッチを入れてもらわないと困るので、カウントダウンという子供でも分かりやすい日数の100日を企画・イベント化します。
実際の小学校6年生の100日の心境は…個人差が大きいと思いますが7~8割はまだ変わらずのんびりしているのではないでしょうか?
1割はいつも受験に対してモチベーションを高く保ち続け、残りの1割は本気スィッチが入る…というのが私の見聞きした印象です。そして我が子兄ナツオも、兄より状況を理解している弟フユトもまだ100日の段階ではのんびりふんわりしています。
しかしフユトの通っている中学受験塾では100日子供会を開催して、モチベーションを上げるようにしてくれます。
その会に参加したからやる気100%とはなりませんが、「そろそろ本腰入れる時期なのかも?」という疑問の種を心に植え付けて帰ってきます。今はそれで十分だと思うのです。受験本番までにその子のちょうどいいタイミングで発芽し、それぞれのペースで伸びて育ってくれるはずだから。その種が蒔かれた環境でどのように育つのかは…子供の個性と家庭&中学受験塾の教育環境に左右されます。
その種は受験直前まで硬い種かもしれません。しかし、
どの種も必ず花が咲く
100日前でも1か月前でももしかしたら前日でも子供の本気が見えない事があるかもしれませんが、それでも親は子供を信じて見守る姿勢を崩さないで欲しいと思います。もちろん手練手管で子供が気づかないようにさりげなく水やり・肥料を与え、虫取り・雑草取り…と作業を忘れずにしながら(笑)
受験間際まで来たら真偽のほどは置いておき「本人主体でやっているように思わせる」事、理想は実際子供自ら気づく事ですが、万一種を覆っている土が硬すぎたら、迷わず掘り起こしましょう!
受験本番までに間に合わないのは困るので我が子にとって手を貸し過ぎず、かといって放置しすぎないように気をつけてくださいね。そして最後にもう一度聞かせてください。
100日、あなたは今どういう心境ですか?
100日、それは子供にとっては焦りを、保護者にとってはゆとりを敢えて意識する為の1日なのかもしれません。
アメブロでも受験に限らず日々のたわいないことを呟いています。はなと弟フユトの迷いながらの受験模様も良かったらご覧くださいね。今日のブログではフユト受験談(続)を書いています。
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