【座談会2019】大切に見守られ育まれる6年間で「自分に自信!」

メンバー

校長 石飛 一吉 先生

  • Aさん

    中2に次女, 高1に長女が在籍。長男が卒業生。

  • Bさん

    高3に次男が在籍。長男が卒業生。

  • Cさん

    高3に次女が在籍。長女が卒業生。

ここが魅力③
好きなこと・得意分野が見つかる
多種多様な体験学習

Aさん
英会話力はもちろん、人間として大きく成長できる取り組みに、中3で参加する2週間のニュージーランド研修があります。娘は、ホストファミリーの娘さんやその友人たちとすっかり仲良くなって帰ってきました。

今でもSNSでつながって、やりとりを楽しんでいるようです。帰り際にホストファミリーのお母さんがアルバムを作ってくださって、最後のページには「あなたは私たちの家族よ」とメッセージが添えてあり、感激していました。

中3ニュージーランド修学旅行(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)
▲中3ニュージーランド修学旅行(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)

Cさん
海外研修がとても楽しかったことから、我が家では学校で募集があったインドネシアからの留学生の受け入れにも手を挙げました。

イスラム教徒だと聞いて最初は緊張していましたが、子供たちが率先して食べ物の禁忌や礼拝について話を聞いてくれたので、安心して迎え入れることができました。3日間の短い時間でしたが、子供同士で積極的に交流している姿に頼もしさを感じました。

石飛校長
2018年度は、行きの成田空港で、緊張のあまりトイレから出てこなかった生徒がいたそうです(笑)。担任の先生に、それこそ引っ張り出されての参加だったのですが、現地ではすっかり馴染んで楽しんでいたという話でした。

この研修のために中1からの英語は、「話す、伝える」をメインに「ツールとしての英語」を身につけます。そして子供たちだけでなく親にとってもいい子離れの機会になるという感想もいただいています。

Aさん
長男は学校で募集のあった(財)日本国際協力センターが主催するJENESYSプログラムに高2で参加しました。事前学習をしっかりと行い、現地ではタイの大使館員の前でグループ発表をしたり、他国の生徒と交流したりと、世界に目を向ける大きなきっかけになったようです。

ここが魅力④
生徒に寄り添う手厚い学習指導で
苦手や取りこぼしゼロを目指す

Cさん
授業が終わったあとの25分間を自習やその日の学習の復習時間に当てる「SS time」のおかげで、自学自習の習慣が身についてきました。

娘はいつもその時間に宿題を終えるようで、帰宅してからは自分に必要な学習に取り組めているようです。

石飛校長
帰宅後30分以内に机に向かわなければ、自宅学習は難しいという考えのもと、7時限目を行うか否か教職員で話し合った結果、「SS time」を設けるに至りました。

いわば6.5時限目という捉え方ですが、先生が手を出さずに、あくまでも生徒自らが考えて何の学習に取り組むのかを決定し、実行することに意味があると考えています。

SS time(セルフスタディータイム)の様子(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)
▲SS time(セルフスタディータイム)の様子(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)

Aさん
数学の「直しノート」がとても役立っているようです。定期的に行われる小テストで、中学は70点、高校は60点未満の生徒は、再度解き直して、先生に提出します。このサイクルを繰り返すことで、しっかりと理解する仕組みなのですが、細部まで先生が解き方をチェックしてくださるので取りこぼしがない印象です。

提出しないとクラスの掲示板に名前が貼り出されるので、やらざるを得ない(笑)。そう言った厳しさも時には必要だと感じます。

Cさん
理科の授業が楽しいようです。「豚の心臓」や「牛の目玉」の解剖など、中高の授業としては高度な内容ですが、次女はとても興味があるようで実験を心待ちにしています。

実験数の圧倒的な多さは理系大学に進学した長女が他校の話を聞いて今更ながら実感したと言っていました。

石飛校長
本校では「本物に触れ、本質に迫る」教育を実践しています。特に理科は年間100以上の実験や実習を行い、周辺環境を存分に生かした観察することはもちろん、オリジナルのテキストや実験ノートを使用し、調べて、実験・観察をして、その結果をまとめて考察するという学習を繰り返すことで、知識の定着を図っています。実は実験のまとめは必ず手書きで提出しなくてはいけないというルールもあります。

自分の言葉で書くことで、コピーペーストでは得ることができない力が身についていると感じます。

ここが魅力⑤
「多摩聖」スピリットが受け継がれる
さまざまな行事

Aさん
運動会や文化祭もとても盛り上がり、何事も100%の力で取り組む生徒たちに毎年感動しています。次女は昨年、委員だけが着ることができるTシャツを、憧れの先輩と一緒に着たい一心で学祭実行委員に立候補しました。

あいにくの悪天候の中でしたが、一生懸命呼び込みや説明などをしている姿は頼もしかったです。年間を通して、先生方、生徒の代表が各クラスの行事の取り組みに点数をつけるので、どのクラスも年間優秀賞を目指して気合い十分。競争の場があることも、いい刺激になっていると思います。

全学年、縦割りで行われる運動会(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)
▲全学年、縦割りで行われる運動会(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)

夏休みから準備をはじめ9月に行われる聖祭(文化祭)(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)
▲夏休みから準備をはじめ9月に行われる聖祭(文化祭)(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)

Bさん
行事では、12月に行われる「合唱コンクール」が、とても盛り上がります。毎年、パルテノン多摩(2019年度は改装中のため別会場)で行われますが、コンクール3週間前から始まる練習期間は、朝も夕も練習に明け暮れます。

当日は始発に近い時間に出かけて行き、屋外の階段などで各クラス最後の練習をするそうです。男子も女子も体全体を使って歌う姿は鳥肌が立つくらい感動します。

12月にパルテノン多摩で行われる合唱コンクール(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)
▲12月にパルテノン多摩で行われる合唱コンクール(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)

石飛校長
卒業式も特徴的です。在校生は代表者だけが出席するという学校が多いなか、本校は全校生徒が出席します。

さらに式典が終わった後、校長である私から改めて一人一人に表彰状を手渡す時間があります。退場の際は、先生たちが一列に並んで待っているなかを、一人一人固い握手を交わしながら出口に向かって進んでいくのですが、「この子が?!」と驚くような普段は豪快な子が男泣きすることもあり、教師も一人一人の6年間を思い出しながら感涙極まる、といったところです。卒業式には「たまひじ」らしさが集約されていると感じます。

ビタミンママ中学受験情報号

SS time(セルフスタディータイム)の様子(多摩大学附属聖ヶ丘中学高等学校:東京都多摩市聖ヶ丘)
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