12年間の一貫教育を通じて、「新しい進学校」を目指し、単に大学に進学する力を身につけるのではなく、大学以降もしっかり学び、社会で活躍できる力を育てていく桐蔭学園小学校。校長先生にお話をお伺いしました。
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児童期は人間形成の基礎を固める大切な時期。
子どもを中心とした学びで 将来役に立つ、「見えない力」を養います
一人一人の個性や得意を引き出し、伸ばす6年間
学園は小学校入学から中等教育学校卒業までの12年一貫教育を行っています。
「新しい進学校」を目指し、単に大学に進学する力を身につけるのではなく、大学以降もしっかり学び、社会で活躍できる力を育てています。
小学校では教師が教えるのではなく、子どもたちが深く考え発信する「子どもを中心とした学び」を推し進めています。
私たち教師は一人一人が自分らしく成長していくためのサ ポーターとして、日々子どもたちと向き合っています。
児童たちの可能性を広げるさまざまな体験
「探究」をキーワードに、教科の内容を通して資質能力を育てる教育を行っています。
具体的には、1人1台のタブレットで疑問をすぐに調べるなど主体的に学ぶ姿勢を育てたり、仲間と意見や考えを共有することで多角的な視点を身につけたり。
ベン図などシンキングツールを使って思考を可視化し、新たな気づきを生み出す機会も豊富にあります。
これらの集大成として、2023年2月、「探究発表会(6年生)」をはじめ 実施しました。
「自分の興味関心と社会のつながりを考えよう~SDGsを参考に~」を大テーマに、それぞれが課題を設定してポスターセッションをするもので、会場は活気にあふれていました。
子どもの成長には多くの体験や経験が糧となります。 諸外国ともその一例で、 先日は 韓国の小学生とZOOMでの交流会を英語で行いました。
また自ら学ぶ力を育てるために、「本 を読むことも大切にしています。
図書室とは別にリラックして本が読めるラーニングスベースを作り、ここで「読書」 の授業や読み聞かせをしたり、 東京理科大学の片山先生とタッグを組んで児童用の読書記録アプリを開発したり、私たちは試行錯誤をしながらさまざまなことに取り組んでいます。
「好きや得意を見つけて、とことん取り組んでほしい」それが私たちの願いです。見える学力だけに注力するのではなく、点数化できない力もしっかり育て、中等教育へつなげます。
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