キリスト教の建学の精神に基づき、緑豊かな校内で学ぶ自由学園初等部。在校生親子に、学校の魅力についてお話を聞きました。
メンバー
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Yさん親子
(6年)
運動会や全校遠足では
最上級生として頼もしい姿も
保護者インタビュー
6年生が中心となって行う運動会。競技中に曲を流したり応援団種目を作ったりするのですが、今回は「借りもの競争」を新しく企画していました。これまでやったことがなかった競技なので準備などもいろいろ大変だったようですが、メガネは壊れたら危ないからやめようとか、事前に借りるアイテムを紙にまとめて保護者に知らせておいて、当日持って来てもらうようにしようとか、そういうことを一つ一つ考えて実行していたのを見て、とても成長を感じました。
5月には、初等部全員で埼玉県の長瀞にある宝登山へ遠足に行ったのですが、6年生が班長になって、1年生をリードしながら山頂を目指しました。ふだんから下級生のお世話をする機会も多く、自然と最上級生としての自覚や振る舞いも身についていくのだと思います。
自由学園で過ごす6年間で
感性も磨かれます
保護者インタビュー
日々自然に囲まれて生活しているからか、自由学園の子どもたちが描く絵からは豊かな感性を感じます。毎年、新緑をテーマに描いていて、本人が絵を好きなこともありますが、どんどん視点が変わってきているように感じます。全学年の絵を一斉に見せていただける機会があるのですが、みんな色遣いがとても上手です。そして、子どもによっていろんな視点や発想があるのだと感じます。たぶん同じものを見ていても、一人一人感じるものが違うのでしょうね。先生方はそういうところをきちんと見て伸ばしてくださっているのだと思います。
授業だったり外遊びだったり、先生方は折に触れていろんなヒントやきっかけをくださるので、この6年間でたくさんの引き出しができたと思っています。
自由学園のみんなで創る
秋の「体操会」
児童インタビュー
自由学園を代表する伝統の一つに「デンマーク体操」があります。日本のラジオ体操のような、全身をダイナミックに使ったリズミカルな動きで、運動が得意な人も苦手な人も楽しめる体操で、創立後間もなくから取り入れられているものだそうです。
毎年秋に、このデンマーク体操を披露する「体操会」が、幼稚園から大学部まで、自由学園全体で行われていて、会の準備、運営もすべて生徒や学生が協力して取り組みます。いつもは専門の体育の先生が作ってくれた体操をしているのですが、この間の体操会では自分たちで曲を選び、デンマーク体操のようなさまざまな動きも自分たちで考えて作りました。普段あまり会うことのない中等科高等科の人たちと交流できたことも楽しかったです。