全人教育「真・善・美・聖・健・富」の6つの価値を大切に、「きれいな心」「よい頭」「つよい体」を調和的に育みます。在校生親子に、学校の魅力についてお話を聞きました。
メンバー
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Nさん親子(5年)
見守られ認められて身につく
自己肯定感
保護者インタビュー
息子はどちらかというと、自信がある方ではなく、授業で答えが分かっていたとしても、積極的に手を挙げないこともよくありました。しかし玉川学園に入学して4年、今では授業参観に行くと必ず手を挙げて発言し、教室の席も1番前に座りたい、と言うようになりました。
授業が、学校の方針を軸に、先生それぞれがこだわりを持って独自の工夫をされている点が多々伺えるので、受けていてまず楽しいのだろうなと思います。先生方はクラスメイトそれぞれの特技を日頃から認めてくださりますが、運動会、体育祭、音楽祭といった大きな行事では、競技の表彰式やピアノの伴奏など、大々的に主役になれる場があります。子ども同士でもクラスメイトの特技をわかっていて、応援したり認め合ったりする雰囲気があるのはとても素敵なことだと感じています。
息子自身、人前で発表し表現することに抵抗が少なくなり楽しめるようになってきましたが、そのような子が他にも沢山いるのだと思います。また、お互いに認め合えることで団結力も強くなるのか、行事を鑑賞していると、特に体育祭のマスゲームや音楽祭はとてもまとまりがあって、毎回ジーンとなってしまいます。
息子は昆虫が好きで、自由研究は家族イベントで、毎年夏休み中を通して取り組んできました。1年生の頃に昆虫図鑑を作り始め、また博物館の先生に質問しに行き、気づいたことをまとめて休み明けに持参したところ、先生がとても褒めてくださりました。息子はそれがとても嬉しくモチベーションに繋がったようで、メインの自由研究とは別に、4年生までの間に480種類採集して図鑑を作り続けました。その成果は大学農学部の教授にも手に取っていただき、直接お話をする機会を設けて頂く予定で、とても楽しみに夢を膨らませています。
また、昆虫とは別に4年生で取り組んだプランクトンの研究レポートは、理科の授業がきっかけで息子自身がテーマを決めました。算数の授業で習った統計やグラフも取り込み、実験結果を自分なりに起こしてまとめたところ、そちらについても先生がとても評価してくださり、学外のお客様を迎えての探究学習研究会で発表する機会も与えてくださいました。
元々息子自身が熱意を持って取り組んできたものではありましたが、詳細まで読み込んで評価して下さったことが、息子の自信になり、また今後へのさらなるモチベーションにも繋がっており、とても嬉しく思っています。日頃からも、先生がそれぞれの特技を認めてくださる機会が多くあるため、今では友人の中でもすっかり、息子といえば「昆虫博士」、となっています。
また英語教育について、我が家はJPクラスに所属しておりますが、JPも週5日英語の授業があります。国際色豊かな学校なので、JPでも初めから英語を話せる子は沢山いて、息子も最初は少し苦手意識がありました。しかし、毎日ネイティブの先生との英語クラスがあり、朝会でも音楽の授業でも日常的に英語が耳に入る環境で過ごしていくうちに、英語だからと構えずに自分なりに伝えようとできるようになってきたことは、玉川学園の英語教育に期待していた点だったので嬉しく思っています。息子自身も、今は好きな教科の一つが英語になっています。
自然の恵みをいただいて
家族の絆も深まります
保護者インタビュー
玉川学園の魅力の1つに広大で豊かな自然が挙げられます。丘めぐりだけでなく、“食”の面でもその恵みを頂いていると感じています。例えば毎年小学部の畑で育てた立派な大根を収穫したり、2年生では田植えからお米の収穫まで行ったりする大きなイベントがあります。
それ以外にも、小学部の各教室のテラスでそれぞれ育てた野菜や、敷地内にあるビワや夏みかん、ヨモギやフキ、フキノトウなど、日常的に子ども達は様々な季節の“食べられるもの”を持ち帰ってきてくれます。ある時持ち帰った夏みかんがとてもとても酸っぱかったので、翌年も持ち帰ってきた際これは食べられないかなと思っていたのですが、先生より夏みかんの美味しい時期と酸味が強い場合は砂糖漬けにしてみよう、と説明をして下さっている動画が学年メールに届き、無事に美味しく頂けたことがありました。
また、丘めぐりやタケノコ掘りに行く際、希望する保護者は一緒に参加し、子ども達と一緒に汗を流しながら収穫体験を楽しむことができました。その際は先生の指導のもと、掘るだけではなく手間のかかる下処理をその場でしたので、調理しやすい状態で子ども達は持ち帰ることができました。せっかくの恵みを持ち帰っても、手間がかかったり調理方法がわからなかったり、量が少ないと正直、毎回必ず自宅で食卓に並べるのはハードルが高いなと思ってしまうこともあります。
しかし、一歩先までのフォローがあることで、親も、じゃあやってみようかなという気にさせて頂けることが多々あります。ちなみに毎日お弁当が必要なので、そういった動画を子どもと一緒に見ながら調理すれば、翌日のお弁当のおかずとして入れられるので親も助かりますし、子どもも苦手な野菜でも食べてくれるので、そういったホンモノの体験を普段の生活でも少しずつできるのは、とてもありがたいなと感じています。
やりたいことが自由にできる
魅力的な施設がいっぱい!
児童インタビュー
学園の敷地はとにかく広くて、小学部の門にたどり着くまでに丘を2つ越えていきます。3年生から理科や社会などの授業が増えるので、授業で丘めぐりをする機会は減りますが、それでも休み時間やお昼休みは思いっきり外で楽しんでいます。
小学部にはグラウンドが2つあり、1つは鬼ごっこやバスケをしたり、もう1つでは夏は虫採りや魚採りをしたりしています。朝もたくさん遊びたいので、みんなで競争のように開門前に行って、毎朝門の前に立っている校長先生に「おはようございまーす!」と言っています。
小学部の校舎は面白い形をしていて、東と西に分かれています。慣れるまでは広くて迷子になってしまいます。ちなみに学校内にはチャイムがないので、1年生の頃はグラウンドで遊んでいて、うっかり時間内に教室に戻りそびれてしまったことも実はありました。最初は大変でしたが、高学年になると移動教室も増えるので、今ではそれも考えながらみんなで時計を確認しあって、時間を守れるように気をつけています。
5年生は1年生のお世話をする活動があるので、まずは迷子にならないように学校の中の案内と、自分で時計を見て行動する習慣を伝えられるように頑張りたいです。