グローバル教育、実体験を重視する、昭和女子大学附属昭和小学校。在校生親子に、学校の魅力についてお話を聞きました。
メンバー
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Sさん親子(5年）
目標を達成するために
自ら考え、行動する力の習得
保護者インタビュー
子どもが特別クラブ活動の理科クラブに入っているのですが、クラブ内でチームを作り、ロボットを組み立てて競技に出ることになりました。すると、週１回のクラブ活動の時間内にとてもロボットが仕上がらないことがわかりました。そこで子どもたちは、この特別クラブの時間内にロボットが完成しないので別途時間をくださいと「嘆願書」を先生に提出したそうです。
ロボットが完成するまでにあと何日必要で、放課後はみんな習い事があるけれど、どの日なら予定を合わせられるかを相談し、候補日をずらりと書き連ねて。最初は「請求書」と書いてあって、先生は何を請求されるのだろう、とびっくりされたそうですが……。
小学生であれば、まず「お母さん、先生に言ってよ」というのがふつうではないかと思います。私も学校に行く機会が多いので、ルートとしてはこれが最短だと思うのですが、あえてそうしなかったところに感心しました。子どもがどうしようかと悩んでいるのは知っていましたが、まさかこんな行動をするとは！
校庭にある大人気の大型遊具。休み時間はいつも子どもたちで賑わっています
自分たちの目標を達成するために何が必要で、何をすべきか、ということを考えて先生に直談判したところにとても成長を感じましたね。学校側も、この時期は時間がないから無理ですよ、と言わずに、すぐに受け入れてくださって、時間も作ってくださいました。先生のご負担も考えると申し訳ないと思いつつ、とてもありがたく思います。子どもたちがやり遂げようという強い意志やそれを行動に移したときにきちんと受け入れてもらえる環境をつくってくださっていることにもとても感謝しています。
専任の栄養士が監修し、校内で調理される給食は、おいしいと好評です。メニューに関する情報は昼の情報で紹介され、食への関心も高まります。
子どもは給食委員会で活動しています。先日、能登の震災で被災された方が「温かいおみそ汁を飲むことができて幸せ」と話していらっしゃるのをニュースで見て、自分たちがふだんお残しをしてしまっていることがどれだけ恥ずかしいことで、給食委員会でも何かできないか、と考えているようです。
他人に起こっていることを自分のことに置き換え、寄り添う気持ちもきちんと育まれているのだと思いました。人のことを自然に思いやれる子に育っていると感じています。
運動会や宿泊行事、校内清掃など、縦割りの活動が多く、異学年の交流がよくみられます
子どもたちのために
ずっと動き続けてくれた学校
保護者インタビュー
実は、コロナ禍でいろいろなことができない時期があったので、将来、「コロナ禍の子だからこんなことも知らないのよね」って言われるような大人に育ってしまうことをとても不安に思っていました。でも、いろんなことが制限されてしまった中でも、いち早くZOOMの授業を取り入れ、時間差登校など、先生方がさまざまな工夫してくださいました。
外国人の先生と英語専科の日本人の先生がペアで指導する英語。各自がタブレットに入力した回答をプロジェクターに映し、定着を図ります
子どもが5年生になり、いろいろなことがこれまでのように動き出した今、こうして子どもの成長を感じることができるのは、昭和小学校がコロナ禍でもずっと子どもたちのために動いてくれていたから。コロナ禍であっても、失われた時間がなかったのだとあらためて感じています。
小、中、高、大学が
一緒に盛り上がる昭和祭
児童インタビュー
楽しみにしている行事といえば、昭和祭です。昭和祭は毎年11月に2日間にわたって開催され、小、中、高、大学が一緒に参加する行事です。これは子ども園から大学院までワンキャンパスにある昭和小学校ならではだと思うので、私たちの自慢でもあります。
昭和小学校では4月から取り組んできたことをまとめて教室に展示したり、クラブ活動のダンスなどを披露したりします。中等部では食べものもいろいろ売っていましたし、大学ではテニスをやったりくじ引きをしたり、とても盛り上がっていました。この日は私たちも、中等部や大学に自由に行くことができ、交流を楽しむことができます。自分が中等部に行ったらこんな感じかな、ということも考えたりしながら、仲のいい友だちと楽しく回りました。
