子供たちが安心して過ごせる環境や、生徒一人ひとりを大切にする多様な教育プログラムなど、学校を選ぶときに重視するポイントを、保護者の目線で語っていただきました。
メンバー
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Hさん(保護者)
小6に長男、小1に次男、年中に三男
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KKさん(保護者)
小6に長女、小2に次女
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YKさん(保護者)
小6に次女、年長に三女
この学校を選んだ理由
本物の英語を学べる学校。体験重視の教育も魅力
Hさん
もともと小学校受験をする予定はなく、共働きだったので長男は保育所に行っていたんです。ある日、主人が雑誌を見ていて「面白そうな学校があるよ」と教えてくれたのがLCAでした。確かに興味深く、すぐにお話を聞いてみようということで、私立小学校フェアへ行ったんです。英語で授業はもちろん、体験を重視した教育というところにも惹かれました。
学校見学にも足を運んだのですが、休み時間になると一斉に校庭に飛び出して、ただ楽しそうっていうだけでなく、生き生き遊ぶ在校生の表情がすごく印象的で、わが子もここにいたらハッピーになれそう! と思い受験を決めました。
英語に関してはまったく経験がなく不安だったので、説明会で相談したのですが先生の「大丈夫ですよ、子どもの適応能力は高いから」というお言葉に後押しされて決心し、当時は東京に住んでいたのですが、LCAに通うために相模原に引っ越しました。
KKさん
英語で学ぶ幼稚園に行っていて、そこで得た知識を無駄にしたくないなというのと、10歳までは英語の環境で、という思いがあってLCAを選びました。小学校に進むときも、日本人としてのアイデンティティを大事にしながら、英語を学べる学校を探していたので、わが家の思惑と合致したのが最大の理由です。
もともと私が相模原出身で、LCAは身近な存在でしたし、一条校は絶対だったのでここしかないという感じで決めました。次女も同じく英語を身につけてほしいと思っていたのでLCAにお世話になっています。家では姉妹が英語で会話することもあって微笑ましく、私が入ると「お母さんは発音が悪いから入ってこないで」って言われることもあり、ちょっと寂しいです(笑)。
YKさん
三女(現在、LCA国際プリスクールに在園中)からこちらにお世話になろうと思い、学校説明会に来たときにこの学校の雰囲気の良さを感じ、急きょ、次女は公立の小学校に通っていた次女の転入を決めました。中学受験をしたい、でも習い事はやめさせたくない、と考えていた中で、LCAは塾に通わなくても、授業のなかで受験対策をしてくださる。さらに英語も喋れるようになる。こんなお得な学校はない(笑)と思い、即決でした。
次女は英語の「え」の字も知らないくらいだったのですが、本人はまったく不安がなかったみたいです。というのも見学に来たとき、在校生の方がたくさん声をかけてくれて、「(学校に)来るのを楽しみにしてるよ!」って言ってくださったのに心を奪われたみたいです。私たちも「ついていけなかったら、戻ればいいよ」って、気負わないように声をかけました。コロナ禍のオンライン授業ばかりのときはつらそうでしたけど、画面越しにみんなが一生懸命助けてくれたおかげでなんとか乗り越えられました。
校風のはなし
人のいいところを見つけると
自分の自信にもつながる
KKさん
まわりの友だちや先生が助けてくれる温かさがいいですね。学園長のお話にもありましたが、「人のいいところを見つけよう」、って空気がいつもあって、自己肯定感の高い子が育つ環境です。
子どもたちの成長過程でいろいろなことがあると思うんですが、まわりを尊重する心をみんな持ち合わせていて、それは先生方がお手本になっているんだろうな、と。先生が子どもを否定しない、その背中を見て育つ子どもたちも否定しないし、責めることもない。もちろん、もめることはありますが、どっちが悪いではなく、お互いの意見や思いを出し合って、お互いの気持ちを理解し合う。6年生の娘を見ていると、本当に自己肯定感が高くて、まわりと助け合う気持ちが育っているなと感じます。
娘が1年生のとき、通学中に定期をなくしてしまったんです。そのとき6年生が「どうしたの?」って声をかけてくれて、駅員さんのところまで連れて行ってくださって助けられたという話を本人から聞きました。同じ学校っていうだけで、まったく知らない子にも自然とやさしくできる姿勢に感動しました。
YKさん
子どもたちの自分をプレゼンする能力の高さには驚かされます。コロナ禍でなかなか親が参加する機会がなく、学校に来ることもなかったとき、唯一、見に来ることができたのがスポーツデイでした。
運動会で、全学年が参加し、さまざまな競技で盛り上がります。でも、私が見た中で最も盛り上がっていたと感じたのは、演目と演目の合間です。間をつなぐために曲が流れているのですが、その曲が好きな男の子がサッと前に出てきて踊り出すんです。それを止める空気は一切なく、一緒に踊る子もいれば、それを見て保護者も混じるなど、本当にアツかったです。プログラムにはない演目ができて、みんなで楽しんで、そんな空気がすぐできるのはLCAならではだな、って。
ダンスが得意、絵を描くのが得意、歌が得意って、クラスメイトのここがすごいっていうのをみんな知っていて、それをリスペクトしている。いいところを認め合うっていう気持ちが全員にあるので、どこかに必ず輝ける場所が、全員にあるんだなと感じます。
Hさん
子どもたちのなかに、助け合う気持ちが自然に根付いていると感じます。うちの子は入学してすぐ、アルファベットも書けないようなとき、連絡帳に次の日の宿題を書くことすらできず、その困っている姿を見たお友だちが「こうだよって」横で支えてくれたらしいんです。
できないなりに努力している息子の姿を見て、「すごく頑張ってるよね」って声をかけてくれたことも。できないことがあっても無理をしなくていい、ありのままでいられるのってストレスがなくていいですよね。学校で素敵な時間を過ごしているんだなって、子どもの話から感じています。
もともとそんなに表に出るようなタイプではないんですが、タレントショーっていう自分の好きや得意をみんなの前で発表する行事があって、息子はヨーヨーが得意な友だちに誘われて参加したんです。まさか出るとは思ってもみなくて、初めてヨーヨーを買って練習して、ステージをやり遂げたらしいんですね。
自分でやるって決めて、友だちと練習して、人前で何かを表現する。その楽しさを知ることができたのは息子にとって大きな成長ですし、その成功体験は自信になったと思います。支えてくれる友だちがいる環境は、本当に成長させてくれると実感しています。
行事のはなし
家庭ではできない体験が
子どもたちを成長させる
Hさん
スピーチコンテストはLCAで大きな行事のひとつです。1〜5年生は共通のテーマに基づいてスピーチをします。6年生はその集大成ということで、自分が好きなこと、興味があることを題材に取り上げます。
先生から助言をいただきながら、テーマのことをじっくり調べて、英語で原稿にまとめて、スライドも作って。テーマにも個性が光っていて、日本のアニメについて、自閉症について、依存症についてなどさまざまです。
息子は昆虫が好きなので、「昆虫が地球に対してどれぐらい貢献しているのか」というテーマでした。それぞれ本当に完成度が高く、6年間で体だけでなく、人間力というか心も成長したんだなと実感します。
KKさん
パフォーマンスデーは橋本にあるホールを貸し切って、学年ごとに音楽の発表をする行事です。1年生、2年生はお遊戯のような感じで、歌も交えながらかわいらしい姿を見せてくれるのですが、学年が上がるにつれて、本格的なミュージカルになっていて、本物の俳優が演じているかのような迫力があり感動ものです。
主役をやりたい子、あまり表に出たくない子などさまざまですが、基本的には全員が舞台に立ちます。その完成度の高さは圧巻で、毎年楽しみにしています。コロナ禍で声を出せないときは打楽器だけで演奏したことも。コロナでできないから中止、ってするのは簡単だと思うんですけど、制限があるなかでなんとかできないかと子どもたちのために検討を重ねてくださって、このような形で開催していただいたのは本当にありがたかったです。
YKさん
外で開放的にできるから、ということでコロナ禍でも開催してくださったスポーツデーが印象に残っています。組体操や集団演技などをイメージしていたのですが、そんな既成概念にとらわれないのがLCAです。
各グループでやるダンスは先生がノータッチ。児童が曲から振り、構成まで自分たちで考えるんです。みんなの意見をまとめながら進めていき、本番に向けて仕上げていく。決めることが多いなかで、もめることもあったと思うんです。
もちろん必要に応じて先生が介入してくださったとは思うんですが、それでも子どもたち同士で最後は一つの作品に仕上げていく。子どもたちのことを信じてくださっていて、すべて任せられるという空気感はLCAならではだなと感じました。そしてこのダンスをやり遂げることで、子どもたちも一層、成長することができたと思います。
独自の取り組み
たくさんの非日常体験が子どもの興味関心を育てる
KKさん
八ヶ岳にあるセミナーハウスがとてもいいところです。夏のキャンプと冬のスキーレッスンで訪れるのですが、自然が豊かで非日常を満喫できます。私と主人はインドア派なので、キャンプでテントを張ったり、外で食事を作って食べたりと、家庭ではできない経験をさせてくださったことに感謝しています。
冬のスキーレッスンは現地で、インストラクターから教わって、ひと通り滑れるようになって帰ってきます。宿舎ではその日の出来事を「ジャーナル」に書き綴ったり、先生や友だちとゲームをして遊んだりと、充実の3日間を過ごします。とても楽しかったようで、また滑りに行きたいと話してくれました。
YKさん
英語の教育を行いながら、日本人としてのアイデンティティも大切にしてくださっています。英語だけを身につけたいならインターナショナルスクールに行ってくださいと学園長もおっしゃっていましたが、本当にその通りで、わが家はその考えに共感したところもあります。
入ってみないとこの学校の良さはわからないと思っていて、最初は不安でしたが、6年生になってスピーチコンテストで堂々と英語で発表する娘の姿に、わずか3年でここまで成長させてくれたことを実感しましたし、学校には感謝しかありません。日本人としての意識をしっかり持ちながら、国際的な感覚も育まれていると感じます。
Hさん
子どもたちをみていると、外国人の先生だからといった抵抗がなく、人として捉えている感じがします。児童と先生、というより人対人のおつき合いを6年間させていただける、そんなところに魅力を感じます。
でもきちんとメリハリをもって接してくださって、良くないときは注意してくれますし、アドバイスや声がけもしてくれます。子どもたちの個性を尊重し、自由な校風ではありますが、そのなかで一人一人が考えて行動できるように見守ってくださる。必要以上に介入しない。それもまた、子どもたちの主体性や社会性などの成長につながっているんだと思います。
また、間違ってもいい、失敗してもいいからやってみよう! という姿勢で子どもたちのやる気を促してくださいます。もしできなくても「Nice try!」って声をかけてくださって、できたときは「Fantastic!!」って褒めてくださる。チャレンジしようと思えばできる環境があるんです。
その温かいサポートのおかげで、前向きな気持ちにさせてくれているようです。家では失敗したら「なんでできないの?」って言ってしまいがちなんですけど、学校でポジティブさを取り戻してきます。自信を持たせてくれる先生方に感謝です。
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