日本人としての心も育てる バイリンガルスクール

神奈川県相模原市にあるLCA国際小学校。大切にしていることや、取り組みなど、校長先生にお話を伺いました。
掲載のビタミンママ書籍Vol95.「伸びる子の育て方」の詳細は、コチラ▶︎

LCA国際小学校:神奈川県相模原市

勉強に取り組む前に育んでおきたい 自己肯定感と人間力

自分は自分のままでいい
その瞬間から成長は始まる


LCA国際小学校はもともと、私が考える理想的な教育を行う場として、私塾からスタートしました。釣りやキャンプなどのアウトドアが好きで、塾に集まる子どもたちと一緒に楽しむと、みんな目をキラキラさせて夢中になる。学校の学びもこうあるべきだと実感しました。
本校では一人一人の個性を尊重しています。学校説明会でも、編入希望者の見学会でも必ずお伝えするのは「良い、悪い」「うまい、へた」という価値観で子どもを見ない。
いろんな子がいて当然で、ありのままでいいんだ、と。子どもたち自身が「このままでいいんだ」と思ったその瞬間から、成長は始まっています。
子どもには必ず「成長したい」という気持ちがあるのです。私たちは不用意にその芽を摘むような発言をせず、どんなことでも褒めて認める。
それが子どもたちの自己肯定感につながり、ひいては人間力の向上にもつながります。

英語、日本語を問わずたくさんの本が置いてあり、好きなときに読むことができます。子どもたちの好き、得意、興味、関心を引き出し、伸ばすきっかけにも
LCA国際小学校:神奈川県相模原市

4年生の理科は試験管にアルコールを入れ、まわりを氷で冷やすとどんな変化が見られるかの実験。理科を担当する外国人の先生は日本の教員免許ももつベテランです
LCA国際小学校:神奈川県相模原市

1年生の英語の時間。外国人の先生が話した言葉を聞き取り、ブリントに記入します。毎日、英語の授業を受けることで聞き取る力は確実に身につきます
LCA国際小学校:神奈川県相模原市

子どもたちの意欲のために
教育者も進化すべき

相手の気持ちを理解する。これは勉強の前に大切なことです。
何かもめ事が起きたとき、自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを理解しようと努め、自ら解決に遅いていく。それがLCAの子どもたちの特長ですが、その力をさらにアップさせるために私たち教員は常に見守り、研究を重ね、努力を続けています。
子どもたちが学びを続ける以上、私たちも進化し続ける。それが私たちの使命です。
個性の尊重、そしてお互いが認め合う。そんな空気感を子どもたちは敏感に察知し、見学に来た多くのお子さんが「ここに通いたい!」と口にします。
なかには「なぜ、土曜日、日曜日は休みなの?学校に来たいのに」つて言ってくれる児童も。そんな子どもたちの言葉を聞くたびに、これまで行ってきた教育は正しかったのだと実感し、胸が熱くなります。

6年生のスピーチコンテスト。1年生からの積み重ねで6年生にもなるとそこ完成度の高さに驚かされます。自分が興味のあるものをテーマに英語で発表します
LCA国際小学校:神奈川県相模原市

絵本を見ながら「What is this?」という外国人の先生の問いかけに「まつぼっくりは英語でなんていうの?」と質問。こうした学びのシーンが日常的にみられます。

ICT教育の導入も積極的に行っています。1人1台のiPadを所有しており、教科学習はもちろん、調べ学習や課題の整理など、あらゆる場面で活用しています。

掲載されている、 ビタミンママVol95.「伸びる子の育て方」2023年4/17発売!

伸びる子の育て方 ビタミンママ 本※画像をクリック(タップ)すると詳細ページに飛びます

LCA国際小学校の他の取材記事はこちら
※校名をクリック(タップ)すると詳細ページに飛びます

お話を伺ったのは

LCA国際小学校 校長 山口紀生先生

横浜国立大学教育学部(現、同大学教育人間科学部)卒業後、相模原市立小学校にて教鞭をとる。 退職し、私塾「LCA」を設立。 その後、英会話スクール、幼児教室を開設して自らも指導にあたる。2016年 LCA国際学園 学園長、2020年 LCA国際学園学園長 兼 LCA国際小学校学校長に就任。