神奈川県相模原市にあるLCA国際小学校。大切にしていることや、取り組みなど、校長先生にお話を伺いました。
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勉強に取り組む前に育んでおきたい 自己肯定感と人間力
自分は自分のままでいい
その瞬間から成長は始まる
LCA国際小学校はもともと、私が考える理想的な教育を行う場として、私塾からスタートしました。釣りやキャンプなどのアウトドアが好きで、塾に集まる子どもたちと一緒に楽しむと、みんな目をキラキラさせて夢中になる。学校の学びもこうあるべきだと実感しました。
本校では一人一人の個性を尊重しています。学校説明会でも、編入希望者の見学会でも必ずお伝えするのは「良い、悪い」「うまい、へた」という価値観で子どもを見ない。
いろんな子がいて当然で、ありのままでいいんだ、と。子どもたち自身が「このままでいいんだ」と思ったその瞬間から、成長は始まっています。
子どもには必ず「成長したい」という気持ちがあるのです。私たちは不用意にその芽を摘むような発言をせず、どんなことでも褒めて認める。
それが子どもたちの自己肯定感につながり、ひいては人間力の向上にもつながります。
子どもたちの意欲のために
教育者も進化すべき
相手の気持ちを理解する。これは勉強の前に大切なことです。
何かもめ事が起きたとき、自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを理解しようと努め、自ら解決に遅いていく。それがLCAの子どもたちの特長ですが、その力をさらにアップさせるために私たち教員は常に見守り、研究を重ね、努力を続けています。
子どもたちが学びを続ける以上、私たちも進化し続ける。それが私たちの使命です。
個性の尊重、そしてお互いが認め合う。そんな空気感を子どもたちは敏感に察知し、見学に来た多くのお子さんが「ここに通いたい!」と口にします。
なかには「なぜ、土曜日、日曜日は休みなの?学校に来たいのに」つて言ってくれる児童も。そんな子どもたちの言葉を聞くたびに、これまで行ってきた教育は正しかったのだと実感し、胸が熱くなります。
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お話を伺ったのは
LCA国際小学校 校長 山口紀生先生
横浜国立大学教育学部(現、同大学教育人間科学部)卒業後、相模原市立小学校にて教鞭をとる。 退職し、私塾「LCA」を設立。 その後、英会話スクール、幼児教室を開設して自らも指導にあたる。2016年 LCA国際学園 学園長、2020年 LCA国際学園学園長 兼 LCA国際小学校学校長に就任。