自然あふれるワンキャンパスで脈々と育まれる豊かな個性と人間力

個性的な心を豊かにし、知的好奇心を育む成城学園初等学校の校長先生にお話をお伺いしました。
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成城学園初等学校:東京都世田谷区

創立100周年から取り組む3つの教育改革
国際教育、理数系教育、情操・教養教育

創立100周年を機に始めた3つの柱に基づく教育改革

1917年に澤柳政太郎先生が成城小学校を開校して以来、「個性尊重の教育」「自然と親しむ教育」「心情の教育」「科学的研究を基とする教育」を大切にしてきました。そして2017年の学園創立100周年を機に校舎を建て替え、教育改革3本柱に取り組んでいます。

それが「国際教育」「理数系教育」「情操・教養教育」です。

IT化が進み、グローバル社会と言われて久しいなか、近年はコロナ禍もあり刻一刻と世情は変化しています。
そんな先行き不透明な世の中に対応できる力をしっかりと身につけられるのは、幼稚園から大学院までワンキャンパスの成城学園ならではの強みではないでしょうか。

新たな時代の潮流に対応し
未来を切り開く人材を育む

英語の先生は日本人と外国人の2人体制 5年生の授業で はオリジナルの旅行プランを考え、英語で発表、書く、話すに加えてプレゼンテーション力も養います。成城学園初等学校:東京都世田谷区

まずは国際教育。英語教育はすでに取り組んでいますが、低学年のうちは基礎力、つまり聞く・話すスキルをしっかり身につけます。
そして学年が進むにつれて読む・書く、さらに英語力を総合してプレゼンテーショする力、すなわち4分野プラスー領域を全学年、日本人の英語の先生と外国人の先生によるティームティーチングの授業で学びます。
また初等学校卒業時には全員が英検4級取得を目標に掲げて取り組むことで、英語力のスキルアップと同時に向上心や自主性を育みます。

また、理数系教育は理科や数学(同校では算数ではなく数学と称する)では、論理的思考力の養成に重きを置いています。加えてプログラミング教育も積極的に取り入れ、物事の考え方を学びます。

数学的思考力を身につけることを目的とし、算数ではなく 「数学」。4年生は1本の線で面積を2等分する図形問題に 挑戦。考え方、答えの導き方をみんなで共有します。
成城学園初等学校:東京都世田谷区

そして情操・教養教育。本学園には読書や映像、遊び、文学、舞踊などの授業があるのも特長で、劇の会や音楽の会など、日頃の学びの成果を披露する場をたくさん設けています。人に感動を与え、自分たちも感動を味わう。こうした日常的な活動から、人としての大事な「感性」自然と養うのです。
そして将来、いろいろな分野で活躍し、自らの力で未来を切り開いていく。そんな人材を世に送り出すことが私たちの使命です。

美術は絵・彫塑(ちょうそ)・工芸の3つに分けて、それぞれの授業を行います。 1年生の工芸は染め紙。窓に貼った 自分の作品を見ながら気づきの発表も行いました。成城学園初等学校:東京都世田谷区

木材をふんだんに使った、明るく開放的な「図書のへや」。 子どもたちの興味・関心を広げることを目的にさまざまな ジャンルの本が約1万冊、並んでいます。成城学園初等学校:東京都世田谷区

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お話を伺ったのは

成城学園初等学校校長 渡辺共成 先生