聖ヨゼフ学園小学校の保護者に聞いた「私たちの学校自慢」

国際バカロレアプログラムを導入し、世界的視野を持ち豊かな教養を育む聖ヨゼフ学園小学校。保護者の方々からお話を聞きました。

メンバー

  • Fさん(保護者)

    小2に長男、長女が入学予定、夫も卒業生

  • Nさん(保護者)

    小4に次女、長女も卒業生

  • Aさん(保護者)

    小3に次女、小6に長女

  • Hさん(保護者)

    小4に次女、自身も卒業生

この学校を選んだ理由

愛に溢れた温かな空気が
やさしさを育みます

学園内にはモザイク画やステンドグラスがあちこちに。聖ヨゼフ像、ルルドの泉、聖堂などがあるのもカトリックの学校ならでは。
聖ヨゼフ学園小学校:横浜市鶴見区

Aさん
私自身は別のキリスト教の小学校に通っていたのですが、夫の父とおばが聖ヨゼフ学園小学校の卒業生です。
聖ヨゼフはカトリック、私はプロテスタントの小学校でしたので、少し心配はありましたが、説明会や見学会で校長先生のお話を聞き、神様の存在は共通なんだ、と思うことができて安心しました。
長女が入学してから6年になりますが、その選択は間違っていなかった、と確信しています。
次女は、長女の学校行事や授業参観のときに連れていっていました。
探究など特長のある授業を見て「私もこの学校に行きたい!」と言っていたので、迷いなく受験させることを決めました。

Nさん
長女は小学校受験を前提として幼児教室にも通わせていました。
いくつかの学校の説明会に参加しましたが、聖ヨゼフにはとても温かい雰囲気があり、「個性を大切に、子どもたちに寄り添って育てます」という校長先生のお話を聞いてここに決めました。
先生方と個別にお話をする機会もあり、どの先生も温かい方ばかりでとても印象が良かったんです。
次女のときは地域の公立小学校も考えましたが、いろいろと検討した結果、聖ヨゼフのいいところばかり見えてきて、やはりここしかないな、と思いました。

Fさん
夫が卒業生です。
小学校を選ぶにあたり、「どういう学校なら、息子が生きていくために必要な力を養うことができるのか」と、夫婦で相談しました。
息子が生まれたとき、「この子が最後にもっているものは何だったらいい?」という話をしたことがあって、「”やさしさ”をもっていてくれれば、生まれてきてくれてよかったと言えるね」と。
生きていくためのやさしさというのは、単に与えるだけ、譲るだけではなく、自分にも人に対しても、正しいことを正しいと言える人だと思うんです。
ふと考えてみたところ、夫の考え方や行動がまさにそれでした。
ということは、夫の幼少期の環境にそうした素地を養えるものがあったのだろうと思い、息子も聖ヨゼフ学園小学校に入ってほしい、と思うようになりました。

Hさん
私自身が卒業生です。
聖ヨゼフ学園小学校では、先生方が真摯に向き合って成長をサポートしてくださいました。
普段の授業や生活はもちろん、何かトラブルがあったときも解決するまで寄り添ってくださった。
担任や教科を受けもつ先生方だけではなく、ほかの先生方も同様で、学校全体で子どもを育てていくという姿勢を感じていました。
長女の受験にあたって説明会に参加し、個別相談会で先生方ともお話をして、そうした点は昔から変わっていないと感じたので安心してお任せできるな、と。
同級生が聖ヨゼフの先生になっていたことや、中高の先生方を知っていたことも安心材料のひとつになりました。ちなみに中高の校長先生は私の担任でした(笑)。
学園内の空気感が好きなんです。
どこに行っても聖ヨゼフらしい温かさを感じられる。愛に満ち溢れた空気が流れている、と言えばいいのでしょうか。
それも昔と変わっていませんでした。
戻ってきたな、懐かしいな、と感じました。うちの子も将来大人になってここに戻ってきたとき、同じように空気感を感じてもらえたらいいな、と思っています。

校風のはなし

真摯な姿勢の先生方
上級生も下級生も仲良し!

先生や来校した保護者とすれ違うときには、「ごきげんよう」とごあいさつ。同級生の友だち同士はもちろん、上級生や下級生とも仲良しです。
聖ヨゼフ学園小学校:横浜市鶴見区

Aさん
一言でいえば、アットホームです。公立校出身の夫は、聖ヨゼフは先生と子どもの距離が近い、と言っています。
一人一人の良さを引き出してくれる先生方が集まっている印象があります。
うちの娘2人はまったく性格が違います。
長女は明るくむじゃきなタイプ。次女は物静かでお勉強が好き、友だちづきあいは少し苦手なクールな性格。
それを理解した上で、それぞれのいい面を引き出してくれていると感じます。

Nさん
IB教育を取り入れ、それぞれが夢に向かって進んでいける環境です。
競争を促しているわけではないので、子どもたちはのびのび過ごしている印象です。
異学年との交流も盛んで、活気があります。
入学式から上級生と手をつないで入場しますし、きょうだいができたような感覚で、やさしい気持ちが育っていると感じます。

Fさん
自分のクラスの子しか知らない、という先生は一切いません。
すべての先生が真摯に子どもと向き合ってくださっています。
先生方は温かな雰囲気に加え、イキイキとした部分も兼ね備えていると感じています。

Hさん
娘が1年生の頃、朝や休み時間になると上級生のお兄さん、お姉さんたちが自発的に教室に来てくれて、着替えや授業の準備のサポートをしてくれました。
私がこの学校に通っていた頃にはなかったことなので驚きました。
娘はバス通学で、低学年の頃、座った席の隣が空いていると、同じ方面から通う上級生が必ず横に座って話しかけてくれました。
車酔いしやすい子だったので酔い止めを飲んでいても気分が悪くなることがあり、それをケアしてくれたり、学校に到着後、「ちょっと体調がすぐれないみたい」と先生に引き継いでくれたり。
面倒見の良い上級生がいてくれるのは親としても心強く、安心できます。
娘はやや内向的な性格ですが、「5~6年生になったら、今度は私が恩返しをする番だからがんばる!」と言っています。
上級生の優しさに触れることで成長していくんですね。
私は常々、何かを吸収したらそれを還元できる人になってほしいと思っているので、娘のそうした姿はうれしいです。

行事のはなし

ワクワクの体験を通して
協調性や自己肯定感を育む

Aさん
長女が12月の「クリスマスの集い」でオペレッタを披露したのが一番の思い出です。
もともと踊りや歌が大好きで、低学年の頃に上級生が演じるオペレッタを見て、「自分も絶対にやりたい!」と憧れていました。
どうしたらきれいで通る歌声が出せるのか、音楽の先生に相談して、「お腹から声を出す」というアドバイスをいただき、オーディションのだいぶ前から一生懸命練習し、何度もDVDを見てセリフを覚えていました。
キャストには限りがあるので、仲間と、「選んでもらったのだから、これまでで一番いいオペレッタにして神様にプレゼントしよう!」と。
そのチームワークと、当日、講堂に響く娘の歌声に感動しました。こんなに立派に歌えるんだ、って思わず涙がこぼれました。

12月の「クリスマスの集い」では、4~6年生がキリスト誕生の場面を演じます。当日だけではなく、1か月ほど前から四旬節の期間にクリスマスの意味を考えて過ごします。
聖ヨゼフ学園小学校:横浜市鶴見区

Nさん
1年生から毎年、宿泊行事があります。
山中湖や白神山地など、大自然の中で普段はできない体験をして、帰ってくるとイキイキしているのがわかります。
1年生のときは1泊2日で山中湖でした。
親元を離れて泊まりに行くのは初めてで少し心配しましたが、すごく楽しかったようでニコニコしながら帰ってきたので、全然平気だったみたいです。
たった一晩だけでしたが、大きな成長を感じられた行事でした。
景色も空気も、ものすごくきれいだったらしく、「家族みんなでもう一回行きたい!」と言ってくれました。

Fさん
2年生の長男が入学したときはすでにコロナ禍で、宿泊行事にはまだ行けていません。
そんな中、先生方が三ッ池公園での「ヨゼフの集い」という新しい行事を考案してくださいました。
縦割りの7~8人のグループで、さまざまなアクティビティをクリアしながらみんなで協力してオリエンテーリングをするイベントで、とても楽しかったようです。
先生方は子どもや保護者の安全・安心も考慮しなければならないでしょうから、中止になる行事があるのは仕方ないと思っています。
いろいろな制限がある中、ただ中止にするだけではなく、なんとか子どもたちが楽しめる行事を体験させてあげたいと創意工夫をしてくださった先生方には感謝しかありません。

Hさん
音楽会も心打たれる行事のひとつです。
日頃、子どもたちが一生懸命練習した成果を、親が間近で見られる貴重な機会です。
しかもレベルが高い!何人かで同じ楽器を担当するので、その楽器が得意な子は、練習の際にまわりの子に教えてあげる、というのが自然発生的に起きるんです。娘は鉄琴を担当したとき、わりあいできるほうだったようで、お友だちに教えてあげたことが自分の自信にもなったみたいです。
音楽会当日は、みんな堂々と演奏しています。仲間のこと、指揮者の先生のことを信じているので、迷いがないのでしょう。
一致団結した空気感があり、ラストはたいてい音楽の先生が涙ぐんでいらっしゃるので親ももらい泣きします。

コロナ禍で校外学習や宿泊行事を中止せざるを得ない中、先生方が「ヨゼフの集い」や「ヨゼフまつり」などのイベントを新たに考案。楽しい体験を通して子どもたちは成長します。
聖ヨゼフ学園小学校:横浜市鶴見区

勉強のはなし

IB教育の先駆者として
考えて行動する力を育てる

探究には6つの「ユニット」と呼ばれる独自のテーマがあり、6年間で計36ユニットの探究に取り組みます。6年生が最後に行う36番目のユニットが「エキシビション」です。
聖ヨゼフ学園小学校:横浜市鶴見区

Hさん
勉強面では、「探究」が最も特長的だと思います。発表の機会が多く、ちょうど先週も発表会があり、講堂でマイクとiPadを使って大勢の前で発表している姿を見ました。
4年生からの三者面談も児童主導型でユニークでした。子どもが探究で学んだことを保護者に向かって10分間発表するんです。
10分間話し続けることって、大人でも結構大変ですよね。
それがしっかりできていたことにまず驚きました。
しかも、学びっぱなしではなく、きちんと振り返りをして、自分なりの方法で他者に伝えることができる。
そういう学習のサイクルが身についているのが感じられました。

Fさん
宿題は漢字や計算ドリル、音読など、日々出ています。
息子は何度も言ってようやくやるタイプですが、無理なくこなせているようなので、私としてはもっと量が多くてもいいかな、と(笑)。
できるだけ自分でやらせるようにしていますが、宿題をしている様子を観察していると、どこにつまずいているのか親も把握できるので、それとなく見守るようにはしています。

Nさん
探究の授業の集大成を「エキシビション」と言います。
長女が6年生のとき、エキシビションで行うグループでのプレゼンのため、男性の育児や児童虐待などについて、街の人にアンケートを取るという経験をしました。
資料をまとめパンフレットを作成し、自分たちで警察署に行って、駅前で配る許可ももらってきました。
小学生でそんな経験、普通はできないですよね。
社会に出てからも、いろいろなことを自分で解決する力は必ず必要になりますから、自信がついたと思います。

Aさん
6年生は秋に講堂で平和のスピーチを行いました。
それぞれが考える「平和のあり方」を2分間くらいで話し、保護者と5年生がそれを見て、内容が伝わった人、スピーチが上手だった人に投票。
その後、先生からの評価がありました。
娘はとても緊張していたと思いますが、「暴力や戦争のない世界」をテーマに、ボディーランゲージも交えて、堂々とスピーチしていました。
12歳までにこうした機会がたくさんあるのは必ず将来に生かされると思います。
ちなみに私は仕事が子育て支援系なので、娘ではなくそういうテーマでスピーチをした子に投票しました(笑)。

5年生の探究のテーマは、「歴史から学べることは過去から未来への架け橋になる」。発表に向けて大道具や小道具を制作、自分の準備が終わると友だちを手伝います。
聖ヨゼフ学園小学校:横浜市鶴見区

アフタースクールの習い事は、茶道、図画工作、そろばん、テコンドーなどバラエティ豊か。アフタースクールケアという学童のようなシステムもあり、共働きの家庭でも安心。聖ヨゼフ学園小学校:横浜市鶴見区

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