自発性を重視し、全人的な教育を実践する聖ドミニコ小学校の校長先生にお話をお伺いしました。
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さまざまな学びや体験から 「好き」「楽しい」を見つけ出し 一人一人の個性や力を伸ばします
「対話」大切にした指導で
人間力を育みます
聖ドミニコ学園は「真理を求め、自由に生きる」を教育理念に、幼稚園から高等学校までの一貫教育を行っています。
小学校では、「よく生き、そしてたくましく生きる力を育て愛し愛される子どもに」を教育方針としています。
「よく生きる」とは、自分だけではなく、人のために何とかしたいと考える生き方のこと。
「たくましく生きる力」とは、自ら考え、判断し、決断して行動する力のこと。
「愛し愛される」とは、多くの愛が思いやりや慈しみの心を育むということです。
キリスト教の教えのもと、「対話」を中心とした心の教育や学習指導を行い、正しい価値基準や強い信念、人を思いやる優しい心を育みます。
2学年ごとの教育目標と1教科の専科授業
小学校では2学年ごとに教育 目標を設けています。
低学年は 「基礎・基本を身につける」で、 自然や人に関わる楽しさを体験生活や学習の基礎基本がしっかり身につくよう、きめ細かな指導をしています。
中学年は「自ら進んで行動する」で、「なぜ?」 という気持ちを学びや活動へとつなげられるようにし、高学年では「自覚と責任を体得する」を目指して、自発性を重視した指導を行っています。
1教科で専科教員による授業を行っていることも特長です。
「英語」と「フランス語」は1 年生からあり、3年生以上は年6回、さまざまな国の方を招い英語でコミュニケーションを取る機会もあります。
また、国語とは別に「作文」を設け、物の見方や考え方を広げ、友だちの作文を読むことで他者理解の心もいます。
さらに、つながりにも重きを置き、縦で活動する高学年の奉仕委員会活動をはじめ、中高生との朝の挨拶運動や年中園児との交流会など、多学年・他学部との交流もたくさんあります。
こうした多くの学びや体験、 出会いを通して人間力を高め 「自分のためだけでなく、他者のために力を生かす人」になってほしい、それが私たちの願いです。
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