お受験コンシェルジュという独自の取り組みが好評と、お聞きしました。
当アカデミーは、幼児英才教育に特化した教室として1979年にスタートしました。
「ほめる、認める、励ます」をモットーにしたていねいな指導が評判を呼び、保護者の方から大きな支持をいただきました。現在も、私たちはこれを大切にし、子供たちを指導しています。
入会のご相談には、幼稚園や小学校受験を決めている方はもちろん、迷っている方も多くいらっしゃいます。そのサポートをするのがお受験コンシェルジュです。親御さんの思いをお聞きし、オリジナルのチャート等を使って、学校や受験に関する情報をていねいに説明します。
入会後は各クラスの担当教師が専任コンシェルジュになり、学習や進路に関すること、子育ての悩みにもお答えしています。
▲富士チャイルドアカデミー(川崎市、横浜市、世田谷区)
子供たちがおしゃべりに来たくなるような場づくりを大切にしていると伺いました。
小学校受験は詰め込んだ知識やテクニックで合格するものではありません。
たとえば、ものの長さや重さを考えるうえでも、実際にひもやカップを使って手を動かし体感しながら、理解を深めていきます。初めはわからなくても間違えてもいいのです。
大切なのは、子供の考え方を受け止め、認め、そして励ますことです。子供たちが「先生は笑顔で迎えてくれる、話を聞いてくれる、楽しいことをしてくれる」と、わくわくしながら通えるような場を作ることが、能力をアップさせ、志望校合格へとつながります。
▲富士チャイルドアカデミー(川崎市、横浜市、世田谷区)
時代ごとに受験のあり方も変わっているそうですね。幼児に必要な能力とはどんなものでしょうか。
今は何でも先取りの時代です。習い事も就学前からたくさんやっていて、小学校に入ってからひらがなを初めて書くような子はほとんどいません。
そのせいか、小学校入試問題も年々難しくなっているように思います。近年は特に、行動観察を重視する傾向にあります。
お友達と協力して何かを作ったり、ゲームをして他者との関わりを見たりするのですが、これを大きな判断材料とする学校が増えています。この力は一朝一夕に養えるものではなく、幼いころからの積み重ねが必要です。他者との関わりという点を踏まえると、言葉の力が重要になってきます。
しかし、近年は特に子供の語彙力が落ちており、言葉の意味や言い回しがわからないという子が増えています。SNSやメールでやり取りするのが当たり前の昨今、また核家族化の中で子供たちが大人の会話を聞く機会が減っていることもその原因のひとつだと思います。
だから私たちはその分、教室でいろいろな言葉と接するようにしてあげたいと思っています。
小学校受験に話を戻すと、当日は問題を先生が読み上げるので、言葉の意味がわからなければ先に進めません。もし、お子さんの受験を考えているなら、家庭での会話を増やしてほしいですね。
子供は大人の話から言葉を知り、その意味を理解します。家族でたくさんお話しして、お子さんの語彙力を上げてほしいと思います。
▲富士チャイルドアカデミー(川崎市、横浜市、世田谷区)
お話を伺ったのは
前 宏美先生
富士チャイルドアカデミー校長