LCA国際小学校は、私が考える教育の理想「今の子どもたちに必要なことを自由に伝えたい」、をそのまま形にしたものです。私は釣りや自転車、キャンプなどのアウトドアも、そして英語も大好きです。それらを子どもたちに真剣に教えると、みんな目を輝かせて取り組みます。楽しみながら思い切りやるから、実力もコミュニケーション力もアップする、つまり非認知能力を育てることが、人間力、ひいては学力にもつながるという考え方です。
私はかつて公立小学校の教員だったのですが、「こうすればいいのに」と思うことがたくさんありました。でも、公立という性質上なかなか変えられません。そこで退職し、英会話教室を始めました。始めは週1回のコースだけでしたが、「子どもたちの学習意欲を上げるためには」、と模索し、週末のコースをつくったんです。3時間のレッスンの半分は英語を学び、残りの時間で理科や算数を英語で学習したり、ネイティブの先生と英語で遊んだりしたところ、ものすごく効果があって。それをベースに、やさしい内容を英語で行うLCA国際プリスクール(幼児園)を2000年に創設しました。
LCA国際プリスクールでは、毎日4時間、外国人教師とオールイングリッシュで過ごします。3年間を通して子どもたちの英語能力は驚くほど上達しますが、卒園するとそれを使う環境がなくなり、せっかく身に付いた力が落ちてしまいます。それで、保護者の方々からの大きなご要望のもとに設立したのが、前身であるLCAインターナショナルスクール小学部(2005年)です。文科省の指定教科書を使った質の高い英語教育が評価され、私立小学校として認可されました。
当校の日常での英語指導時間の割合は、低学年が80%、高学年が50%です。これは、低学年のうちにしっかりとした英語力を身につけた後、高学年は私立中学校受験にも対応できる実力を身に付けようという意図です。1クラス20人の少人数制で、5年生までのクラス担任はすべてイングリッシュスピーカー。設立当時の思いは今も変わらず、英語教育はもちろん、野外活動を通した人間教育、心の教育、そして本物にこだわった芸術に触れる機会も多く取り入れています。
お話
創設者・校長
山口 紀生 先生
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