私立小受験の常識を覆す⁉桐蔭学園小学校が「アドベンチャー入試」を導入!

「きめ細かな指導」から「見守る教育」へと大きく舵を切り、ICT環境の整備を含めた大胆な教育改革を推し進める桐蔭学園小学校。
2022年度から新たに導入する「アドベンチャー入試」についてうかがいました。

一般入試に加え導入される「アドベンチャー入試」の概要を教えてください。

一般入試で行っている「知能テスト」と「児童面接」を実施しないのが大きな特徴です。

募集人数は10名程度の予定で、一般入試との併願はできません。

5名ほどのグループに教師が一人つき、1時間ほど校内を探検しながら、教室ごとに設けられた楽しいプログラムを体験していくというものです。

保護者面接も当日に行いますが、主には本校の教育内容を理解していただくことを目的としており、簡略化した形で行います。お子様に運動しやすい服装、保護者の方もカジュアルな服装で来校していただきます。

校内を冒険するのでアドベンチャーなのですね。なぜこのような入試を導入されるのでしょうか。

AI時代の到来やコロナ禍など、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。
これからの時代に必要な教育は、知識偏重でテストでよい点数をとることではなく、自ら考える力やあきらめない心など、「人間力」を育むことであると確信し、学園が一丸となって教育改革にまい進しています。

小学校で育むべき能力として、思考力、創造力、チャレンジ力、メタ認知力、思いやり、エージェンシーという6つのキーコンピテンシー(資質・能力)を設定し、その実現のために教師が「教える」授業から児童が「考える」授業へと大きくシフトチェンジしました。

小学校受験の準備をしてきたご家庭に限らず、桐蔭の教育改革に期待を寄せてくださる地域の方々が気軽にエントリーしていただけるように「アドベンチャー入試」を導入しました。

アドベンチャー入試ではどんな点を観察するのですか?

一般入試と異なり、まったく準備が必要ない、言い換えると、試験対策などは一切できないので、その場で考えたり行動したりする様子を、様々な観点から見させていただきます。

試験対策があるとすれば「毎日たくさん遊び、たくさん体験すること」でしょうか

当日は、お子様たちが「今日は楽しかった!」と笑顔で帰路についていただけるような内容を考えています。

入学後は授業だけでなく、様々な場面において自ら主体的に考え行動する力を育む環境が整っているので、「チャレンジする意欲」「自由な発想力」なら自信がある!というお子様は、本校の教育環境でぐんぐん伸びていくと確信しています。

入学後は一般入試で入学した児童と足並みが揃いますか?

バランスよく総合的な能力を身に付け一般入試をクリアして入学した集団の中に、小学校受験とは無縁な幼少期を過ごしてきた児童が入ることで、クラスがより活性化し、様々なプラス効果が生まれると期待しています。

様々な個性をもった児童が、お互いの違いを認め、高め合うような環境が理想です。

2022年度の募集人数は、総数約100名(幼稚園からの内部進学含む)のうち、一般入試60名程度(男女各30名程度)、アドベンチャー入試10名程度を予定しています。

一般入試の内容も変更があるのでしょうか?

先ず、知能テストは例年より馴染みやすい基本的な問題になり、考え方や、あきらめないで取り組めるかを重視します。総合観察は例年通り、児童を5~6名のグループに分け、自由遊びやグループでの一斉活動と個別面接を行います。

保護者面接は当日ではなく、事前に設定し、これまで以上にじっくりとご家庭の方針や学園への理解や共感、お子様のご家庭での様子などをうかがいます。入学後にご家庭と学校の方針の違いなどで、お子様が戸惑ったり苦しんだりすることがないよう、確認させていただきたいと思います。

これまでは、「知能テスト」と「総合観察」の結果をバランスよく合否判定に反映してきましたが、これからは「総合観察」を重視した判定基準に変わり、「創造力、チャレンジ力、協調性」等を中心に見させていただきます。

ビタミンママ読者の皆さんにメッセージをお願いします。

コロナ禍を機にICT環境を一気に整え、一人1台のタブレット型PCを導入して半年あまりですが、子どもたちの順応力には目を見張るものがあり、本校が目指す「自ら考える授業」が早くも定着してきました。

ぜひ学園に足を運んでいただき、改革に取り組む本校の熱量を実感していただければうれしいです。
先ずは「アドベンチャー入試体験会」へのご参加をお待ちしております!

先生たちと一緒に楽しく冒険しよう!


アドベンチャー入試体験会
6月12日(土)

詳細はコチラ


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