■Aさん(小6に長女、自身も卒業生)
■Bさん(小6に長男)
■Cさん(小5に長男)
行事の話
▲7月の七夕学芸会では、学年ごとに音楽や劇を披露します。約1カ月半にわたる事前練習で、仲間と協力することの大切さを学びます(精華小学校:神奈川県横浜市) ※2019年7月の写真
競争することで育まれる自己肯定感と、他者への思いやりの気持ち
Aさん:七夕学芸会は創立以来続いている精華小学校の伝統行事の一つです。3年生以上は1学年80人を3チームに分けて劇を上演し、その中から選考会で選ばれたチームだけが本番で舞台に立つことができます。娘は3、4年のときにチームのリーダーを任され、みんなをまとめつつ、選ばれるためには何が必要か、自ら考えて行動する力がつきました。
選ばれなかったチームは大道具などの裏方を担当するので、最終的には80人全員が何らかの形で携わり、みんなで作り上げた劇を披露することになります。すべての子が達成感を得られ、周りへの気配りもできるようになるすばらしい行事だと思います。
▲5月の運動会。上級生が披露する造形体操や騎馬戦は、下級生みんなの憧れです。クラスや学年の枠を超えた交流も生まれます(精華小学校:神奈川県横浜市)
Bさん:息子は低学年の頃から、運動会の騎馬戦に憧れを抱いていました。一騎打ちで対戦する上級生の姿は本当に格好よくて、「自分も上に乗って戦いたい!」と。ところが、下で支える役割を経験したところ、その大変さや重要性が分かったようで、「土台がしっかりしていないと戦えないんだ」と言うようになりました。最初は表面しか見えていなかったのが、練習を通して、より深いところにまで気が付くようになったことに成長を感じました。
6年生になると運動会の準備や運営にも携わります。低学年の頃はただ「楽しい」だけだったのが、実は上級生がこんなに大変なことをしてくれていたんだ、と気付くことで感謝の気持ちも芽生えました。
校風の話
▲1学年に担任の先生2人と副担任の先生1人がつき、教科は専科制。何でも相談できる頼もしい先生ばかりです(精華小学校:神奈川県横浜市)
児童の安全・安心を第一に、温かく見守ってくれる先生方
Cさん:日頃から、地震、大雪、電車の遅延などの際の学校の対応が素早く的確だと感じていましたが、コロナ禍でも同様にオンライン対応がいち早く始まり、息子がストレスを感じることもなかったので、とてもありがたかったです。
Bさん:先生方は子どもたち一人一人の個性や資質を大切にして接してくださるだけでなく、私たち親もお話ししやすいです。教科担任制で、個人面談のときは担任の先生に加え、各教科の先生とも面談ができます。いろいろな視点から子どもの良さを引き出してくれている、と感じています。