▲東京都市大学付属小学校:東京都世田谷
本校が創立以来、一貫して大切にしてきたのは「体験学習」です。特に低学年では「体験」の授業を設け、二年間で20以上のプログラムを実践します。体験を通して感じた「なぜ?」が興味や関心となり、探究の心を育む。それこそが真の学びの土台になると考えているからです。
卒業生のご家庭の農家で採った大根でたくあんを作ったり、蚕を飼育して絹の糸を紡いだり。感動や不思議が溢れている「自然」と丁寧にふれあうことで、多くの気付きを得て、「豊かな心」を育みます。そしてさまざまな体験や周囲との関わりから、「学校が楽しい!学ぶことは楽しい!」という気持ちを育むことが最も大切だと考えています。
▲学年に合わせて深さが調整できる室内プール。冬場は床を張って第2アリーナに。雨の日も思い切り遊べます(東京都市大学付属小学校:東京都世田谷)
中学年では班活動や話し合いを重視した活動が増えることで考えが深まり、学習意欲も高まります。こうした中学年までの体験や学習習慣が、高学年での自ら学び、考える力へとつながります。
また、体験を通した英語学習にも力を入れており、ブリティッシュヒルズ(4年生)や3年生から参加できるオーストラリア研修に加え、2022年度から長崎在住のアメリカ人家庭に滞在する国内ホームステイプログラムも新設しました。
▲メディアルームにはパソコンとiPadを完備し、3年生の速読の授業にも使用。2022年度からiPadを1人1台所有し、ICT化を進めています(東京都市大学付属小学校:東京都世田谷)
中学受験に向けたサポートとしては、5、6年生を対象とした放課後の学習支援プログラム(無料)があります。首都圏の難関校受験指導実績の豊富な外部講師が、勉強だけでなく平常心で受験に臨めるようメンタル面のサポートも行います。また、隣接する東京都市大学付属中学校・高等学校から教師を招き、保護者向けセミナーも実施しています。グループ校である同校と等々力中学校・高等学校の内部推薦を受けつつ外部受験に挑戦できる体制も整え、子どもたちが自ら決めた志望校の合格を全教職員が全力で応援します。
中学受験や大学受験はゴールではありません。その先の人生にも数々の困難が待ち受けていますが、本校の「自主的・主体的に考え行動する教育」が、子どもたちの未来を切り開いていく糧となると確信しています。
お話
東京都市大学付属小学校
校長:松本尚先生