【教えてドクター】熱や下痢をしていないのに子どもの元気がないとき

ほしの小児クリニック|横浜市都筑区|中川|小児科|漢方薬|栄養療法

3歳の息子が以前より元気がないように感じて心配です。発熱や下痢などの症状は特にないので、病院に行っていいものかどうか判断しかねています

ご両親がいつもと違うと感じたら受診を!

一番身近にいるご両親がお子さんの様子について、いつもと違う、おかしい、と感じたら、何かある可能性が大きいということです。

何らかの病気の場合もあれば、心の不調かもしれません。

その原因がわかるよう調べるのも医師の大事な役目ですから、発熱や腹痛などの具体的な症状がなくても遠慮せず相談しましょう。診察の結果、病気ではないと分かれば、安心できます。もし、クラス替えがあったとか、弟や妹ができたなどの環境の変化により不安定になっているのかもしれません。そのときは、対処法を一緒に考えましょう。

お話を伺ったのは

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ほしの小児クリニック
院長 星野 千代江 先生

星野先生は、食事から病気の治療・予防を促す「栄養療法」に力を入れているとお聞きしました。どのような治療なのですか。

開院以来、西洋医学に加え、漢方薬も取り入れ、子どもの病気の治療や発達障害、心の不調の改善に取り組んできました。

その中で感じたのは食事の大切さです。「人間の体は食べた物でできている」という言葉どおり、食物から摂取する栄養はとても重要です。医学としての栄養に関する研究は近年特に進化しており、適切な栄養状態を保つことで不調や病気を改善し、よりよい成長や発達につながることが分かってきています。

これからの時代は自分の免疫力や体力を高め、病気を予防することが重要です。また、栄養状態を至適にすることで子どもたちがどこまで成長していくことができるのかは、私の楽しみでもあります。そこで、栄養療法を子どものための未来の医療と位置付け、2019年5月より本格導入しました。

まず、血液検査による栄養解析を行い、分子整合栄養医学的見地から不足している栄養素を調べます。その結果に基づき、食生活の改善や必要なサプリメントのご提案をさせていただきます。その後、1~3カ月ほど経過を見て、さらに必要な治療と栄養療法を行います。

薬と違い副作用の心配はありません。これにより、発達障害の疑いがあるお子さんの症状の一部が改善したり、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状が軽減されたりした方などもいらっしゃいます。食事を整えることで家族全員で健康になっていただきたいと思っています。

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