アートチャイルド SEDスクール
発達障害の背景の一つである「睡眠の不調」を改善する「眠育アドバイザー」をはじめ、専門職(言語聴覚士・作業療法士・保育士)が、様々な角度からサポートしてくれます。感覚の向上に繋がる教具の充実も特長の一つで、特にダイナミックに遊びながら療育に繋がる大型感覚遊具はこどもたちに大人気です。
2017年9月にオープンした「アートチャイルドSEDスクール武蔵新城」。スクール長の田村様に療育の特長を伺いました。
▲いつも満面の笑みで、優しさに溢れた田村スクール長。/アートチャイルドケアSEDスクール武蔵新城
———特長である、母子が一緒に通う良さを教えてください。
マジックミラーの向こうでお父さん・お母さんが見てくれているという「安心感」と、一人でも頑張ってできたという「満足感」が、お子さまの成長に繋がっていくと考えています。
保護者の方も、自分のお子さまを客観的に見つめ直すきっかけ作りになっています。
———お母さん同士の交流も大切にされているそうですが、どのような時間を設けているのでしょうか。
観察室でお子さまのようすを見学しながらお母さま同士、お話が弾んでいるようです。最大6名でのグループ療育では、振り返りを一緒に行い、悩みの共有や情報交換を行っています。
見学している間に、プログラムやお子さんの様子など、気付いたことを書いていただき、それについて先生がコメントをする振り返りの時間を設けています。
「制作の時間は珍しく集中して席に座れていた」「自己紹介ができていて感動した」など、お母さんたちから寄せられるコメントの一つ一つに先生が丁寧に答えます。先生が共感したり、お子さんの長所をお伝えしたり、家庭での具体的なアドバイスをしたり…。こういった積み重ねが信頼関係に繋がり、お母さんの気持ちも安定します。
———個別療育と別日にグループ療育を行っていると伺いました。その活動の違いはなんでしょうか。
お子さまの個性や特性を把握し、ことば・認知・コミニュケーションの力を身に付けられるようにひとりひとりに合わせたプログラムを考え、1対1で関わっていきます。
グループ療育ではお子さま最大6名で運動や制作など同じ活動を通し、みんなで協力して何かを成し遂げる喜びや負ける事の悔しさ、順番を待つこと、相手を思いやることなどを学んでいきます。
「集団になかなかなじめない」と決めるのではなく、徐々に「集団になじむための準備」をしていきます。
▲グループ療育の様子。席に座って歌とお話を集中して楽しんでいます。思考力だけでなく、優しさなど感情の機微を学ぶ目的も。/アートチャイルドケアSEDスクール武蔵新城
▲グループ療育の様子。先生が倒したコーンを立てていくゲーム。チームで協力したり、勝ち負けの感情表現のコントロールを習得していきます。/アートチャイルドケアSEDスクール武蔵新城
▲個別療育。一人一人に必要なことを考え、毎レッスンごとに先生が準備するオーダーメイドの療育です。/アートチャイルドケアSEDスクール武蔵新城
———最後に、悩んでいるお母さまに一言お願いします。
私たち大人にも運動が得意な人・書くことが得意な人・社交的な人・人見知りが強い人などいろいろな特性を持っている人がいます。お子さまの発達も人それぞれです。
たとえ凸凹があってもその子が自信をもって楽しく集団生活を送ることができるよう、考える力、伝える方法などを個別療育、グループ療育で学んでいきます。
保護者の方がお子さまの可能性を信じてあげることが何よりの成長の糧となりますのでSEDスクールで一緒に悩み、一緒に成長し、一緒に喜んでいきたいと思います。
アートチャイルドケア SEDスクール「武蔵新城スクール」体験会や見学のお問合せは044-863-7022まで。
※市町村により手続き方法が異なります。横浜市の方は「アートチャイルドケアSEDスクール 横浜センター南」の記事をご覧ください。