子供がグングン育つ!
レッツエンジョイ 親子で習い事

日々、仕事に家事に大忙しのパパとママ。子供と一緒に過ごす時間をきちんと取れていないと感じている方も多いのではないでしょうか。そこでビタミンママからの提案!親子で一緒の習い事、始めてみませんか?

親子で習い事

NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長
花まる学習会代表 高濱 正伸先生

プロフィール:1993年、思考力・国語力・野外体験を中心にした「花まる学習会」を設立。『小3までに育てたい 算数脳』(健康ジャーナル社)など著書多数、保護者対象の講演会も全国で行っている。

思考力、読書と作文を中心とした国語力、そして野外体験を三本柱として、「メシが食える大人」「魅力的な人」を育てる、花まる学習会の代表、高濱正伸先生。各地で保護者を対象にした講演会も精力的に行っている教育のプロフェッショナルの高濱先生に「親子で一緒に習い事」についてお話を伺いました。

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他の親子を観察していいところをどんどん吸収

—親子一緒に習い事をするメリットを教えてください

親御さんの中には子供の頃、「これで遊びなさい」と親に指示されて育った方もいらっしゃるでしょう。そういう方の中には、自分で遊びを作り出すのが苦手だと感じる方もいて、子供とどう遊んでいいか分からないといった相談を受けることが少なくありません。

そんなときは、親子で習い事をすることをオススメします。同じ時間を共有するだけでなく、ほかの親子の過ごし方を間近で見ることができるのも利点です。「ああやって子供のお腹をコチョコチョするだけでも子供はとても喜ぶんだ」というように、いろいろな遊び方や子供との接し方を知ることができるからです。

親子で習い事

花まる学習会でもサマースクールなど泊まりがけの親子イベントがありますが、3組くらいの家族を同室にしたところ、「それぞれの遊び方や、接し方がわかってよかった」と大変好評でした。

遊びというのは、もともと主体的な行動で、例えば紙が一枚あれば、紙飛行機を作ったり、丸めてボールにして遊んだりと、さまざまな遊びに発展していくはずなんです。しかし、その楽しさを知らない親御さんは、子供が遊んでほしくて寄ってきたとき「今、忙しいから」と、いろいろな理由をつけて距離を置いてしまう。

親子で習い事

子供のことはかわいいけれど、どう接していいか、どう遊んでいいのかわからないのですね。だから同じ習い事を通して、その時間だけでも親子でニコニコできる空間があるのは、親子関係にとてもプラスになります。「上手になったね」と褒めるきっかけも生まれますしね。褒められれば子供も喜びます。

自分の子供を他の子供と 比較しないことが大切

—親子で習い事をするときに気をつけることを教えてください

自分の子供と周囲の子供を比較しないことです。

「あの子はできるのに、うちの子はできない」と気にして、ついついそれを言ってしまうお母さんは多いのですが、これは教育上いいとは言えません。評価の基準をほかのご家庭のお子さんに置いてしまうと、子供自身も周りばかり気にするようになってしまいます。

親子で習い事

世の中にはさまざまな家族がいて、子供の成長や子育てに正解などありません。必要なのは、親が「私はこの子をこう育てる!」という信念を持つことです。それが育児にはとても大事なことなのです。親子の習い事を通して、親も子も外の世界に触れて、いろいろな親子と接し、いいところをたくさん吸収してほしいと思います。

親子で習い事

もっと教えて!高濱先生!

幼少期の習い事、どう思われますか?

さまざまな教室がありますが、どこもお子さんが楽しめるプログラムを整えています。よく1週間に6、7つ習い事をしている子に対して「かわいそう」という声を聞きますが、全然かわいそうじゃないですよ。本人が好奇心旺盛で楽しんでいるならそれでよし。逆に、「あれもやりたい、これもやりたい」と始めたけれど、アップアップになってしまうのは、自己管理ができない子供らしさでもあります。

そういうときは親が管理して、習い事の数を減らしてあげればいいんです。

習い事をやりたがらない子供には、無理にやらせないほうがいいのでしょうか?


子供は経験のないことに対して不安を感じるので、最初は嫌がる場合も多いのではないでしょうか。

幼児の習い事に関しては親が決めていいと思います。「やってみる?」と聞くのではなく「今週の水曜日からピアノやるよ」と言って、連れていけばいいんです。幼児の習い事は、楽しく取り組める仕組みになっているので大丈夫です。

ただ気をつけたいのは、家で練習が必要な習い事をしたときの対応です。子供が練習をサボったとき「あなたがやりたいって言ったんでしょう!」と怒ることがありますが、やらない理由を子供のせいにしてはいけません。子供にとって習い事が「義務」になってしまうからです。

親子で習い事

勉強、スポーツ、何にでも言えることですが、やらされている間は伸びません。例えばヨーロッパでは、子供を将来サッカー選手にするために、やり始めの時期に「サッカーは楽しい!」と思わせることを何より重要だと考えます。ほかの習い事も一緒。習い始めの時期に「楽しい!」と思わないと、子供の伸びしろを潰すことになりかねません。

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