本番の入試はもちろん、大事な模試の前などに、ゲン担ぎでとんかつを食べさせよう!とお考えのご家庭も多いと思います。私も、模試前日には「どうか良い成績でありますように」という願いから、子どもにスタミナをつけさせようと張り切ってステーキやとんかつを食べさせた時期もありました。
子どもはとても喜んでそれを食べたのですが、ヘビーな食べ物に体調を崩してしまい、模試では充分力を発揮できなかったという苦い経験があります。そんなお恥ずかしい我が家の失敗から行きついた我が家の勝負飯について、今日はお話したいと思います。
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勝つためには、とん勝つが必要⁈
息子は、好き嫌いが特にない子どもだったので、どんな食事でも喜んで食べていました。でもやはり、とんかつ、唐揚げ、ステーキなど、子どもの好きそうなこれらのメニューは特に喜ぶ食事のひとつでした。
明日は模試、気合を入れて挑まなければならないという時に、親心としては、子どもの好きなメニューでスタミナをつけて送り出してあげたい。そんな思いで、前日にとんかつを作って食べさせたことがありました。
普段は何でもないメニューなのに、その日は、子どもなりに、慣れない模試に緊張を感じていたのか、うまく消化できず、体調を崩したことがありました。当然、その模試では実力を発揮できず、悔しい思いをしました。母親の私も、息子に申し訳ないことをしたと猛省したことを今でも覚えています。
いくら子どもが好きなメニューでスタミナをつけてあげようと思っても、模試、ましてや入試本番では、子どもはいつもと違う体調でいるかもしれない。そんな大事な日に、体調を崩し実力を発揮できなかったら、スタミナがつこうが、子どもが喜ぼうが、縁起がいいからといって消化に悪いものを食べさせてしまっては、本末転倒。
そこで、どんなメニューが良いのかを考え始めました。
発見した、我が家の勝負飯
そのときの反省から、お腹に負担のかからない温かい食事が大切だと気付きました。とは言え、あまり淡白な食事では、子どもには物足りない。そんなことを考えながら、模試の度にさまざまなメニューを作って食べさせてみて、結果、息子がどうだったかをメモにしていきました。
色々なメニューを試した結果、体調も崩さず、運よく模試の成績も満足がいったときに食べたメニューが「タラのホイル焼き」でした。
レシピは、たんぱくなタラに、少しのバターでコクを出し、一緒に入れる野菜は柔らかくたべられるように工夫をして、出来上がったら食欲をそそるようにポン酢をかけていただきます。
この味付けが息子にとっては食べやすいようで、緊張で食欲がない時でも食べられ、本人も「次の模試の時もこれを作って」と、ことあるごとにリクエストしていたのを今でも覚えています。
一朝一夕には決められない勝負飯
受験生にオススメのレシピなどネットを検索すると山のように情報が出てきます
ですが、我が家の勝負飯「タラのホイル焼き」は、私の失敗と「入試の前の晩には何を食べさせていいのだろうか?」という素朴な疑問から、試行錯誤してたどり着いた結果です。子どもたちの身体の調子や精神バランスは千差万別。我が子にあった勝負飯というのは、その家庭それぞれにあり、試行錯誤の結果、出てくるものなのなのではないかと私は考えています。
秋以降、受験生は多くの模試に挑んでいきます。
模試の度に、前夜と当日の朝のメニューをメモして、模試が終わって、子どものその日の様子や模試の結果などを見て、親子で勝負飯を見極めていくことをオススメします。
子ども自身も「これを食べたら調子が良かった!」という経験をすると、小さな自信がつくと思います。この小さな自信は、入試当日には大きな安心感に変わります。
是非、お子さまの勝負飯をご家庭で考えてみてはいかがでしょうか?
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