在校生のハイクオリティーなパフォーマンスが圧巻!東京女学館中学校 学校説明会に行ってきました

日本の伝統文化を重んじ、グローバルな視点を合わせ持つ教養豊かな女子の育成に力を注ぐ東京女学館中学校・高等学校。
東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩12分。日赤医療センターの正面という好立地にある同校の学校説明会を取材しました。

東京女学館中学校 ビタミンママ

東京女学館中学校・高等学校の正門。中学校説明会の看板が見えます

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熱心に資料を読みながら、親子でいろいろ話し合う参加者も

受付から誘導まで、中高の在校生有志が先生方の指導を受けながら、参加者を手際よく客席へ誘導していました。会場となる講堂は、700名ほどの申し込みがあったという参加者で埋め尽くされていました。

華やかな音楽とともにスタート!

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10:00、説明会のスタートは高1の生徒2名によるピアノ連弾です。曲は小学生が大好きな「ディズニーメドレー」。華やかな音が会場に響きわたります。ピアノはスタインウェイという、プロの演奏会にも使用される高級ピアノ。ちなみに講堂の客席は1,000名以上収容のキャパシティがあり、ここで合唱大会なども行われています。

建学時から変わらぬ教育方針
「本物との出会いと発見のある東京女学館へ」

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「学校行事は生徒主体で行います」と渡部校長先生

演奏が終わると校長の渡部さなえ先生から、東京女学館の歴史と教育方針の説明がありました。会の進行役は中学校生徒会会長、副会長のお二人です。
同校は1888年創立、135年を迎える今年(2023年)は広尾に移転して100年、国際学級ができて20年という節目の年です。
「高い品性を備え、人と社会に貢献する女性の育成」という学校教育目標を基盤とし、「インクルーシブリーダーシップ」の醸成に取り組んでいます。「インクルーシブリーダーシップ」とは、一人がリーダーとして全体を率いるのではなく、個々のメンバーが、それぞれの力を発揮して協力して一つのことを成し遂げる包括的な力です。

また、同校の特徴として「できる限り本物に触れ、感性を磨く」ことを目的に、第一人者による音楽会の開催や、古典芸能や日本文化を体験するさまざまな機会を設けています。他にもビジネスパーソンや卒業生を招いての進路学習講座など、さまざまな出会いと発見の場を提供しているそうです。

最後に、これからの社会や世界で生きていく生徒たちに期待する三つのことは、
1.誠実であること。
2.粘り強く取り組み、最後までやりきること。
3.課題解決に導く柔軟で折れない心であること。
「本物との出会いと発見のある東京女学館で、お嬢様の夢を一緒に見つけませんか」と呼びかけて校長先生の説明は終わりました。

国際学級を設けるなど英語教育に力を入れる一方で、真の国際人として日本文化を理解し、本物に触れて感性を磨く。建学時から変わらぬ教育方針に、記者も母親として襟を正されたような思いがしました。

続いて、生徒による学校紹介です。

充実の学園生活が伝わる
生徒によるパフォーマンスや座談会

学校紹介は、
1.高校生徒会役員二名による学校生活の説明
2.ダンス部による演技披露
3.国際学級生徒の座談会
の3部構成で行われました。

在校生2名がスライドを見ながら普段の生活を説明

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高校生徒会役員による学校紹介。柔らかい口調ながらもよく通る声です

まずは生徒会役員の高校生2名による学校紹介から。年間行事や一日のスケジュール、研修やクラブ活動などについて、スライドを上映しながらの詳細な説明です。
「私自身、高校の選択授業で初めてバイオリンやギター、ドラムを演奏し、その楽しさに気付くことができました」と自身のエピソードを披露。授業や部活動などをとおして、新しいことに挑戦できることが東京女学館の魅力ですと語りました。

東京女学館が力を入れている英語教育について、「イングリッシュルーム」の紹介がありました。ネイティブの先生と昼休みや放課後に会話したり、英検のスピーキングの練習に対応してくださったり。本物の英語に触れられる場として、多くの生徒が活用しているそうです。

圧巻のダンスパフォーマンス

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圧巻のダンスパフォーマンス。息の合った演技に会場からはため息が

続いてダンス部生徒5名によるパフォーマンスです。演目は東京都中学校連盟の既成作品「カノン」。パッヘルベルの「カノン」をアレンジした音楽に合わせて華麗なダンスが披露されます。全員で一度にスプリッツ(前後開脚)を決めるなど、息の合った美しい演技に会場からはため息も聞こえました。

国際学級生徒による座談会

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座談会を聞いて、思わず「国際学級に行きたい」とつぶやく子もいました

学校紹介の最後は国際学級の生徒さん4名と先生による座談会です。
東京女学館では一般学級の他に語学教育に特化した国際学級があり、海外からの帰国生と海外経験のない一般生が同じクラスで学んでいます。
特徴は、
1.Practical English(高い英語運用力)
英語圏の現地校スタイルで行う、独自の本格的な北米型のランゲージ・アーツ
2.Intercultural Understanding(異文化理解)
多彩な異文化交流行事・クラスそのものも異文化体験
3.Inclusive Leadership(インクルーシブリーダーシップ)
お互いが支え合い、積極的に自分の役割を果たす姿勢を育むリーダーシップ教育
の3点です。(東京女学館ホームページより引用)
各学年に1クラスあり、6年間クラス替えはありません。

進行役の佐々木彩子先生が学校生活の気になるポイントについて、中3、高1それぞれの国際学級の生徒さんに順番に質問していきます。
「英語の授業が一般学級より多いので、英語が上達します。でも、英語圏ではない国から帰国した生徒もいるので、最初は英語ができなくても心配はありません。入ってからレベル別に分かれて勉強するので大丈夫です」

トラブルや問題はありますか? という質問も出ましたが、
「けんかをする時もありますが、全員で問題を解決できるのが国際クラスのいいところです。いい意味で一人一人価値観が違うので、大勢が誰か1人に味方して大きな問題に発展するような雰囲気はないです」と、はっきりと答えていました。

個性豊かな国際学級ですが、クラスの絆はとても強いそう。「6年間クラス替えがないので、お互いをよく知ることができます。全員の誕生日を全員が記憶しているほど仲が良いです」とも。
最後は「基礎がしっかり分かっていれば必ず合格するから大丈夫です!」と受験のアドバイスまで。先生も思わずにっこりしていました。

入試概要について

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令和5年度 東京女学館中学校 第2回学校説明会配布資料

最後は気になる入試の話題。募集は一般学級と国際学級の2種類があり、一般学級の入試は全部で4回実施します。4科目、2科目受験があり、英検の合格証明書提示や複数回受験による優遇措置もあります。

入試の第2回と第3回は午後入試で、午前中に他校を受験した後で来る人が多いそう。「集合時間に間に合わない方も1時間以内であれば受け入れていますので、事前にご相談ください」とのことでした。
国際学級は帰国生と一般生で分かれており、帰国生入試は2023年12月10日、一般生入試は一般学級と同じ2024年2月2日に行われます。

説明会・見学会スケジュール

最後に、今後の主な説明会・見学会のスケジュールについて説明がありました。

今後の受験生向け行事予定
<入試説明会>※録画公開予定あり。
・11月18日(土)14:00~16:00 校内見学あり ※6年生のみ
・12月13日(水)13:00~15:00 校内見学あり ※6年生のみ
<オープンスクール>※受験生対象
・9月30日(土)14:30~16:30
<創立135周年記念祭>※文化祭
・11月11日(土)11:15~16:30
・11月12日(日) 9:00~16:30
<学校説明会>
・10月26日(木)10:30~12:30
・ 1月13日(土)14:00~16:00
※予約は1カ月前よりホームページにて。
詳しくは東京女学館中学校・高等学校のホームページをご覧ください。▶︎東京女学館中学校・高等学校HP

これで説明会は終了。続いて校内見学です。

整った学習環境と充実した設備
のびやかに過ごす学校生活

いよいよ校内見学。東京女学館の充実した設備を見て回ります。先生と在校生の案内で、少人数のグループに分かれて実際に施設を回りました。
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広い第1体育館。バスケットボールのゴールは8個あります

一番広い第1体育館は、バスケットボールの国際試合ができる広さがあります。観覧席もあり、他校を招いて行う親善試合では多くの生徒が応援に駆けつけるそうです。体育館は全部で三つあり、雨でグラウンドが使用できなくても3クラス同時に体育の授業ができます。体育館は全て冷暖房設備で、入ってみると、かなり涼しく感じました。これなら熱中症対策も万全ですね。

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理科室は化学室、物理地学室、生物室など全部で5つあります

理科室は全部で五つもあり、都内の私立女子校では珍しいそう。実験の授業が多いことで知られていて、中学でも化学分野では2回に1回は実験をするそうです。有毒ガスを排気するドラフトという装置が教室内にあり、安全もしっかり確保されています。

約2時間の説明会はこれで終了です。快適な学習環境に受験生も心を奪われた様子で、見学終了後も行事やクラブ活動などについて熱心に質問していました。

135年の歴史を持つ東京女学館。在校生の自然な立ち振る舞いには落ち着いた品位があり、伝統校の良さを思わせるものでした。一方で運動部の活動などは大変活発な印象で、メリハリのある学生生活を送っている様子がうかがえます。「女子校なので、女子らしさは価値ではありません」という広報室長のお言葉どおり、さまざまな機会を経験しながら伸び伸びと学んでいる生徒さんの様子が印象的でした。