6年生、秋以降に成績が低迷した我が家の体験談

6年生の秋ともなると、子どもはさまざまな模試を受けることになります。

学校別、志望校判定模試、合格力判定模試など多種多様な模試があり、学校や塾、家庭学習の合間を縫うようにしてスケジュールを立てて受験しなければいけません。
それなのに、夏休みあんなに必死で勉強したにもかかわらず、模試では思うような結果が出ない。そんな思いを抱いているご家庭もあるのではないでしょうか?

我が家でも、秋以降、模試の結果に打ちのめされて、子も親もネガティブな気持ちに襲われていました。そんな経験から、我が家の解決策を交えなが、ら、今日はお話したいと思います。ほんの少しでも、皆様のお役にたてれば嬉しいです。

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アウトプットすることの難しさ

秋以降の模試では、出題範囲のない実力判定がメインの試験なってきます。出題範囲が決まっているテストなら、その範囲を勉強していけば、ある程度の点数を取ることができます。でも、範囲がなくなってしまうと、自分がそれまでに学習した知識を使って、いかに問題を解くかということが重要なカギとなってきます。

息子は、模試が終わった後になって、「あっ、この問題はあの方法で解くのか!」と気付き、後悔の言葉をつぶやきながら悔しがることもありました。

インプットした知識はあるものの、まだ頭の中で上手く整理されていないので、どんな場面でその知識を取り出し使えばいいのかわからないようでした。

いうなれば、頭の中に使える道具はたくさんあるのに、どの道具を使ったらよいのかわからないといった具合でしょうか。

これについては、塾の保護者会で先生もお話しされていましたが、アウトプットすることに慣れるしかない。だから、秋以降のこの1000本ノック模試は、自分に必要な模試を受け、アウトプットの練習場だと考えようと息子を励ました。

焦らず、入試日までにアウトプットする力をつければ良いのです。模試の結果に一喜一憂(この時期の一喜一憂は、重みのある一喜一憂だと私は感じました)せず、入試のための大切な特訓と割り切って考えるのが良いと思います。

▲入試までにアウトプット力を高めましょう

ネガティブな気持ちを断ち切る

秋から始まる学校別模試は、その学校を志望する子どもたちだけが受けるものです。当然、受験者層も限られたものとなり、偏差値も一般的な模試に比べて低く出る傾向になります。

また、一般的な模試にしても、息子も息子なりにも勉強を頑張っているとはいえ、周りの子も頑張っています。秋以降はさらに、もっともっと頑張る子が増えてきます。ですから、ちょっとしたケアレスミスで失点すると、成績が急降下ということも多々ありました。

そんな現実に直面すると、「夏休みにあれだけ頑張ったのに…」と、親も子も、言葉にはしなくても、ネガティブな雰囲気が漂い始めます。

「もしかしてスランプ?」
「このままで、志望校に合格できるの?」

頭の中はさらにネガティブな思いでいっぱいになりました。そのネガティブな気持ちは、自然と子どもを追い込む言動につながってしまいます。

私はここで、ネガティブな気持ちを一度断ち切ろうと思い立ち、息子の好きなレストランや自然豊かな公園などに息子を連れ出し、気分転換をしました。

本当はそんな時間も惜しいぐらいの時期なのですが、そこは気持ちをリセットするために、腹をくくりました。そしてそこで息子の話をじっくり聞き、最後には

「お母さんはいつでもあなたの味方だよ。あなたが行く中学が、一番の中学なんだからね」

と安心させる言葉を伝えました。

「安心できて、ポジティブな言葉を選んで子どもに伝える」と、不思議と自分も安心できます。

是非、ネガティブな気持ちに包まれそうになったら、上手く一呼吸いれて前向きなご自身を取り戻して下さい。

▲前向きな言葉は魔法の言葉

最強の解決策とは

そんなお先真っ暗な秋口。悶々と悩み、考え、思いついたのが塾の先生に相談することでした。

いつも子どものことを客観的に見て下さり、受験に対する圧倒的な情報量やテクニックをもち、何よりも数多くの受験生を間近に見ている塾の先生は、頼もしい受験のアドバイザーです。

子ども達が通塾していた、一部巷では面倒見が悪いと噂のS塾。でもこの評判はもはや都市伝説で、こちらが希望すれば本当に親身になって相談に乗ってくれます。

まずは、電話で受け付けに面談希望を伝えます。すると、当日もしくは翌日には担当講師から連絡が入り、面談日程の調整となります。

ポイントとしては、室長や責任者に頼るのではなく、日頃自分の子どもを見て下さっている先生にお話を伺うことをおすすめします。

我が家の場合、塾の先生との面談では、最新の情報や過去のデータなどを交えながら、冷静に子どものことを分析して今後の対処法をアドバイスして下さいました。

その際一番安心できたのは、こちらの話をよく聞いて下さったことです。受験のことは、ママ友や周りの人になかなか相談できませんよね?

また、ネットにはあふれるほどの情報があり、どの情報が自分の子どもに適しているかを自分自身で取捨選択していくのは、本当に難しいことだと思います。

さらに、6年生ともなると、親の言う事よりも塾の講師の言葉の方が重いことも。ですから、塾の先生から伝えてもらった方が良い流れになる事もあります。

ここは、是非信頼のおける塾を活用してはいかがでしょうか?

子どもに親の不安をぶつけてしまっては元も子もありません。ネガティブな気持ちは、塾の講師に相談して前向きに入試当日まで過ごしていきたいものです。

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▲冷静で的確なアドバイスが期待できる塾講師
開成中・高校出身、東京大学工学部の運動神経がちょっぴり鈍い長男(まめ)と、のんびり屋の長女(そら)の母。幼・小・中・大と伴走してきました。たくさんの失敗や経験談を少しでも皆様のお役に立てればと思っています

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