中学受験を見据え、早くから計算力が身につくと評判の塾に通っていらっしゃるお子さんも多いことと思います。東大生の3人に1人は…という話も聞きますが、その類の塾とは無縁だったわが息子。
そんな息子が、どのように計算力をつけていったのか、実際の学習方法や計算のコツなどを交えながら、お話していきたいと思います。
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ストレスを減らし、コツコツ続けた計算学習
塾に通っていようがいまいが、結局のところ、日々の学習で計算力上げるしかないと私は思います。
具体的には、毎朝学校に行く前に、塾から配付された「基礎力トレーニング」という問題集を1日1ページ、必ず学習していました。朝勉だけではさすがに演習量が少ないので、塾のテキストに添付されている計算や、市販の簡単なドリルを負担にならない程度の量(1日1枚)やることにし、小学4年の終わりまでには、6年で習う計算を完成するように計画を立てて計算学習を進めていきました。
また、複雑な計算になってくるほど、「計算するのが面倒だ」と思うことが多くなった息子。面倒という感情は小さなストレスとなります。どうしたらストレスなく計算できるかを考え、わが家ではノートの使い方を工夫しました。
それは、ノート1ページに1題の計算問題を貼り付け、自由に計算ができるスペースと多くとること。単純なようですが、これによって、あまりストレスを感じなくなったようで、毎日コツコツ計算学習を続けることができました。
計算が速くなり、ミスが減るコツとは?
毎日の計算学習が計算力アップの近道だと申し上げましたが、それに加えてさらに計算が速くなってミスが少なくなる方法があります。
それは、子ども達の経験から教えてくれたものなのですが、よく出てくる計算を覚えてしまうということです。例えば代表的なものでは、平方数や3.14に整数をかけたもの。計算ではないのですが、少数⇔分数の変換を覚えておくと、少数と分数が混在した計算では計算が速くなります。
また基礎的なことですが、数字をきれいに書くことです。我が家でも、7が1に、6が8に見えてしまい、凡ミスをしてしまった苦い経験があります。組分けテストなどでは、計算問題の1問がクラスの昇降にかかわることがあります。計算が速いだけではなく、凡ミスをしないように心がけたいものですね。
計算力アップの秘訣は、学習習慣を身に付けること
よくお母様方から「中学受験のために計算力を上げる塾に行かせた方が良いですか?」と聞かれることがあります。私自身、遠い昔にこうした通塾していたおかげで、計算は速い方だったと記憶しております。でも中学受験のために行くべきかといったら、それは少し違うのかなと考えます。上質な教材を使って、計画的に学習し、実力次第では上の学年の学習もできるのはとても素晴らしいことだと思います。
でも、どんなに教材が良くても、日々コツコツ続けられなくては、あまり意味がないのかなと思います。そのための塾に通っていなくても、わが家のように日々絶え間なく計算学習をしていけば、中学受験に対応する計算力はきちんと身に付きます。
子どもが面倒だと思うポイントを見つけて、そこをサポートしてあげて下さい。面倒だと思うことを脱却して、日常の習慣にしてしまうこと、それこそが計算力アップの秘訣だと思います。
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