横浜・川崎エリアで「中学受験に強い」と定評のある塾の先生方に、中学受験を前に誰もが抱える疑問を、伺いました。
A.
「嫌なら1問だけ」とハードルを下げて
やる気につなげましょう。
まずは家庭での復習の大事さをお子さんにお伝えください。それでも嫌がるようであれば、いったん放っておきましょう。そうすることで成績が下がらなければ、塾の授業ですべて吸収できているのでヨシ。しかし、おそらく成績が下がることが多いと思います。その際は再度、家庭での復習の大事さをお話ししてください。
難しく量が多い中学受験の学習。復習をしたがらないお子さんの気持ちもよく分かりますし、うんざりしてしまうこともあるでしょう。
そのようなときには、「1問でいいからやり直してみよう」と提案してください。「たった1問でいいから」、と。あえて目標を低く設定することで、取り組む際の精神的ハードルを下げるのです。「1問でいい」と言われても、気がつけば10問、20問やり直しているかもしれません。ここはあえて「目標は低く」という戦術で行ってみてはいかがでしょうか。
A.
塾ではきちんとやっているものその姿を信じて支えてあげましょう。
親御さんご自身が子どもだった頃のことを思い出してみてください。はたして、授業やテストの復習を喜んでやっていたでしょうか？ おそらく、多くの方が、「いやいやながら仕方なくやっていた」と答えるのではないでしょうか。お子さんだってそれは同じはずです。でも、安心してください。子どもたちは、塾に来ればきちんと復習も予習もやっています。
コパックでは、通常の授業の前後や合間の時間は、自主勉強や先生への質問タイムになっており、多くの塾生が、「今の授業でここが分からなかったんだけど」と、先生に聞きに来ます。家ではやらないのに塾ではやる。その一番の理由は、自分のやる気をそぐ親がそばにいないからです（笑）。
さらに、家ではテレビがついているし、手の届きそうな場所にゲーム機があるし、ときおりスマートフォンも鳴るとなれば、集中しにくいのは当然です。塾に来ればそうした生活雑音がないのと、そもそも周囲のみんなが勉強しに来ている環境だということも大きいでしょう。「塾に行く=勉強する」、それが結びついているわけです。家での姿と塾での姿は違うので、親御さんはお子さんを信頼してあげてください。
塾としては、「お子さんはこんなふうにやっています」というのを、2か月に1度は保護者会や親御さんとの面談でお伝えするようにしています。中学受験を1つのイベントであると仮定しましょう。イベントの主役は、受ける本人です。例えば、それがお祭りだとしたら、お御輿の上で踊るパフォーマンスをするのが本人、先棒を担がれるのが親御さん、後棒を担がせていただくのが私たち塾の先生となります。
親御さんと私たちとの連携プレーがうまく機能していなければ、主役は安定して踊れません。主役のためにしっかりと土台を支えてあげるのが、応援する大人たちの役目ではないでしょうか。
A.
中学受験が自分の将来にどうプラスになるのかを自覚することが大切です
子どもが自分から取り組まないからと無理に学習させようとするケースがよくありますが、度を超すと「勉強嫌い」になってしまいます。中学受験では、「○○中学へ合格したい」といった子どもの前向きな気持ちが大切です。普段から、親子で「なぜ中学受験をしたいのか」「中学生になったら、どんなことをしたいのか」を話し合いましょう。
受験へのモチベーションがしっかりあれば、たとえ受験学習が苦しくなったとしてもなんとか乗り超えようとするものです。まずは「得意分野」をしっかりと磨き、苦手なところは「基礎的な内容を反復する」ようにしてください。中学受験の学習はすんなりといかない場合がよくありますが、そのような時は、塾の先生にサポートしてもらいながら、「ねばり強く」学習に取り組むことが大切です。PLENUSでは、常時開設している自習室に加えて、毎週金曜日に「ＳＰ-ＤＡＹ」を設け、いつでも質問しやすい環境を整えています。
