横浜・川崎エリアで「中学受験に強い」と定評のある塾の先生に、中学受験を前に誰もが抱える疑問を、伺いました。
A.
感情的に叱るのはNG!落ち着いて、原因を探ってください
中学受験は長丁場です。そのため、成績ややる気のアップダウンは何度も経験することになるでしょう。芳しくないテストの結果を見て、叱ったり、激しい言葉で責めたくなったりする保護者の方の気持ちはよくわかります。しかし、結果が悪くて一番ショックなのは子ども自身です。子どもの気持ちを第一に考えて、落ち着いて対応しましょう。
まずは、どのような過程でうまくいかなかったのかを見極めることが大切です。「さぼり」が原因なら、叱ることも必要ですが、感情的になってはいけません。両親の場合、1人が叱っているときは、もう1人は逃げ道を作ってあげるなど役割分担をして、精神的な負担を和らげましょう。両親揃って追い詰めると家庭に居場所がなくなってしまいます。「それなりに努力をしていたのに成績が下がった」場合は、学習方法がよくないケースが考えられます。
上のクラスにいきたい気持ちが強すぎて、基礎がしっかり身についていないのに応用問題ばかりに取り組んでいる、というのはよくあるケースです。算数の模擬テストで、🈩や🈔に間違えが多いお子さんは、基礎ができていない可能性が「大」です。
どちらにおいても、親に言われると頑なになってしまいがちでも、信頼している先生のアドバイスだったら素直に受け入れる子どもは案外多いものです。ご家庭だけで抱えていないで、塾の先生に相談してみましょう。