1月校の入試も終盤にさしかかってきて、いよいよ2月1日からの本命校を迎えるこの時期。1月校の試験結果によっては、気分が落ち込んだり、焦りを感じたりしているお子さんもいるかもしれません。
息子も1月校に受験した学校には合格を頂戴したものの、思っていた出来栄えではなかったことで、この1月後半は焦りを感じていたようでした。
そのような経験をしながら迎えた2月1日の本命校。
実際にわが家で気を付けた「試験当日に避けるべきこと」を今日はお話します。これらのアドバイスが、お子さんの大切な日を少しでもサポートできたら嬉しいです。
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1.新しい問題を解かない
試験当日の朝には、自信を持って試験に臨めるように、とにかく心配りをしました。やり慣れない問題はもちろんのこと、新しい計算問題すらも解かなかったと記憶しています。それよりも、今まで学習してきたことのチェックに専念し、使い古されたテキストなどを見ることだけに留めておきました。
具体的には、社会や理科は一問一答形式の問題集。国語は主に漢字や慣用句がまとめられているテキスト、そして、算数は志望校の過去問をルーズリーフにまとめて何度もくり返し解いたものを再確認していました。
なぜそこまでこだわっていたのかというと、新しい問題に手を出してしまって万が一解けなかったら、子どもはどういう気持ちになると思いますか? 不安や焦りの気持ちでいっぱいになり、これから始まる試験に悪影響を及ぼすことになりかねません。
それよりも、今まで何年も積み重ねてきたことを見て「うん、大丈夫!」と自信を持って試験会場に行く方が、合格に近づくはずです。今までの学習を信じて子どもの心を安定させ、平常心で試験に挑むこと。これが受験成功のカギとなります。
2.ギリギリまで寝ていること
さすがに試験当日にギリギリまで寝ているということはないと思いますが、いま一度生活リズムを再確認しましょう。試験直前期に追い込みをかけて夢中で勉強し、夜更かしをするお子さんも多いのではないでしょうか?
恥ずかしながら、息子も壮絶な追い込みをかけている時には、深夜まで起きていることもありました。そんな息子でも、試験2週間前からは、遅くても22時には就寝し、毎朝5時に起床するという生活リズムにしました。
試験開始3~4時間前におきると、「脳のゴールデンタイム」(『脳を最高に活かせる人の朝時間』茂木健一郎著)と言われる脳の活動が最も活発になる時間が、試験開始とともに訪れます。ギリギリまで寝ていると脳が活性化する前に試験が始まってしまい、本来の実力が発揮できない可能性があります。そこで、早めに起きる訓練をし、エネルギー源となる朝食をしっかり食べて試験に挑みましょう。
3.自己採点しない
模試の時には必ず自己採点をしていた息子。さすがに試験本番では自己採点はさせませんでした(できない場合もありますが)。
自己採点してしまうと、思っていたほど点が取れなかった時に、とても落ち込んでしまうことがあります。また、例え得点が取れていたとしても、過信してしまう恐れもあります。
今からお話しすることは、実際にわが家で起きた出来事です。
自己採点こそしませんでしたが、できが悪かった試験がありました。息子はとても不安になっていたようでした。しかし、その試験は難化したために、合格最低点が前年の試験に比べて数十点も下がっていたのです。
そのため、手ごたえがなかった試験でしたが、結果的には息子も合格できた、ということがありました。
その時、私は、ションボリしていた息子に「あなたができなければ、みんなも同じようにできない」とポジティブ全開な声かけをしたことを今でも覚えています(私も内心は不安でいっぱいでしたが)。
試験は水物です。去年と今年では異なることも多いです。お子さんの心がブレないように、お子さんを信じ、前向きな言葉かけをかけ続けてあげて下さい。
頑張れ受験生!
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