中学受験が終わって初めての夏休み。家族で帰省や旅行を楽しみました。
とは言え、そんな中にも何か学びにつながれば・・・という意識は変わらず保たれていて、今回も知的好奇心をくすぐられるような楽しい旅をしてきました。
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歴史のテッパン!「大仙古墳」とは
元々、歴史好きの私は、受験の時も社会の勉強だけは、娘に付き合いつつ、私の方が、熱が入って、楽しんで勉強していました。昔と今では内容が変わっていることが多々ある社会科。中でも、昔習った「仁徳天皇陵」が今は、「大仙古墳」となっていることに驚きました。
何故、そうなっているのか?という事への疑問から、より興味も深まり、「仁徳天皇陵」が必ずしも「仁徳天皇のお墓」とは限らないということを知ったのです。
「え?そうなの?私たちはずっと仁徳天皇陵と習ったのに!?」
以来、大仙古墳はいつか実際に訪れてみたいと思っていたので、この夏、プリンと満を持して大阪への旅を計画、大仙古墳に行ってきました!
大仙古墳は大阪府堺市にあり、エジプトクフ王のピラミッド、中国真の始皇帝陵と共に世界三大墳墓です。しかも大きさは世界一!(現在見つかっているものとしては)
また大仙古墳を含め、この辺り一帯の古墳群は百舌鳥古市古墳群として世界遺産にも認定されており、受験では外せないところです。大きいと言っても、一体どのくらいの大きさなのか、現地に行けば教科書には載っていない何か新しい発見があるのではないか!?そんな期待を胸に、大仙古墳へと向かいました。
時間がたっぷりある夏休み、家族で旅行に出かけた方も多いのではないでしょうか。実体験を通した学びは、旅行ならではの醍醐味ですよね。わが家は今年、家族5人で北海道の網走~釧路に行ってきました。北海道の自然・歴史・文化を満喫した旅行の様子を全編・[…]
現場でしか得られない究極の学び!
大仙古墳はご存知の通り、とても大きな前方後円墳で、3重のお濠の内側は小高く、緑の木々に覆われています。とてもきれいに整備されていて、鳥居が建ち、拝所として誰もが神社を参拝する時のように拝むことができます。そこにはボランティアのガイドさんが常駐していて、いろいろ教えてくれます。また近くにはビジターセンターや堺市博物館もあり、百舌鳥古市古墳群や大仙古墳のことを隅から隅まで学ぶことができます。
ガイドさんに「なぜ今は大仙古墳と言われるようになったのか」を聞いてみました。
「なぜかって、仁徳天皇の子どものお墓がすぐ近くにあるんやけど、そっちの墓の方が古いっちゅうことがわかってきたんや。親の墓より、子どもの墓の方が古いっておかしいやろ。矛盾があるんや。その辺、もっと調査でけたらええんやけど、なにせ、仁徳天皇陵は宮内庁管轄やから、発掘などの調査は一切できひんのや。」と、こてこての大阪弁で話してくださいました。「へ~!そうなんや~」と、思わずこちらも大阪弁。
他にも、堺は港に近く外国や他の地域から船でやってきた人々が、港に入ってきてまず巨大な要塞のようなお墓を目の当たりにすることで、大和国の権力を知らしめる目的もあったことなど、教科書だけでは知り得ないことがここには書ききれないほど、現地にはあふれていました!
受験は終わりましたが、プリンにとってはこれからも大切な学びの日々が続きます。
ほとんどの子どもたちは勉強が嫌いです。でも、学ぶことの楽しさは知って欲しいし、そのきっかけは親が与えてあげられるものもあると思います。6年生になるとなかなかそのような時間はとれなくなってしまいますが、今まだ小学4年、5年生ならば、ぜひ「現地で学ぶ」ことを楽しんでみてください。
大仙古墳、本当におススメです!
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