私立中学を選ぶ際、制服がある学校にするか、私服通学が可能な学校にするかで迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私服校は、「自由でおしゃれ」というイメージがあり、魅力的ですが、実際に入学してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔する声も少なくありません。毎日の洋服選びで親子ゲンカが増えたり、おしゃれな友人と比べて自信をなくしたりすることさえあります。
この記事では、私立中学の私服通学で後悔しないために知っておきたいポイントと、制服校との違いをわかりやすく整理しました。秋には文化祭や学校説明会など中学校に足を運ぶ機会があります。そんな中で、お子さんに合った学校選びの一助になれば嬉しいです。
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私服通学で後悔しやすい3つの落とし穴
私服校に通うお子さまをおもちのご家庭から、よくお聞きするお悩みを3つにまとめてみました。
- 毎朝の服装選びが想像以上に負担に
忙しい朝の時間に「今日は何を着て行こう?」と悩むことは想像できますよね。季節の変わり目や気温の変化に合わせた服装選び、洗濯の都合でいつものお気に入りの洋服が着られないなど、制服なら考えなくて済むことに時間を取られてしまいます。
- 予想外の経済的・心理的負担
制服代がかからない分、費用が抑えられると思いがちですが、私服代や体操着などで年間の衣服代が大きくなるケースも少なくありません。また、友人との間にファッションの格差を感じたり、ブランド志向に流されたりすることで、本来なら必要のないストレスを抱えてしまうことがあります。
- 「自由」と「制約」のギャップ
私服といっても、多くの学校では「華美でないもの」「露出の少ないもの」などの服装規定があります。「何でも着て行っていいわけではない」という現実とのギャップに戸惑うご家庭も少なくありません。
これらのポイントを知った上で、改めてそれぞれの良さを整理してみましょう。

制服校と私服校、わが子にはどちらが合う?
制服がある学校の良さは、毎朝の準備が簡単で、登校時の負担が少ないことです。また、同じ制服を着ることで、学校への一体感も生まれ、経済的に支出が把握しやすいメリットがあります。
一方、私服校の魅力は、「自分らしさを表現できること」。好きな洋服を着て、リラックスして過ごせるため、お子さまの性格によっては大きな安心感につながります。
ちなみに、私の息子は制服の有無は全く気にしないタイプで、学校選びでは判断基準にはなりませんでした。また、息子の学校は、「学ランと白いワイシャツ」という規定はありましたが、指定店での購入は不要で、慣れてくるとネットで購入されるご家庭もあるほど緩やかなルール。制服校といっても、学校ごとに規則は異なるので、説明会などで気になる方は確認されることをおすすめします。
また、私服校に実際通われているお子さまを持つお母様から、「行事ごとにTPOを考えて服を選ぶことも学びのひとつ」という声も伺いました。
確かに、自分でその場にふさわしい服を選ぶ力は、将来社会に飛び立ったときに、大きな武器となります。ちょっとした工夫として、シャツ・スカート・カーディガンなどのカテゴリーごとにクローゼットの中を分けておくこと。
これだけで朝の迷いが減り、子ども自身が服を選びやすくなるそうです。
最後に、お子さまの個性や価値観に合った選択をすれば、私服校でも制服校でも、きっと充実した学校生活につながるはずです。大切なのは「制服か私服か」ではなく、その環境でお子さまが安心して学べるかどうかに尽きると思います。
後から後悔しないように、学校説明会などでじっくりとその学校を研究されてみてはいかがでしょうか?

開成中高卒・東京大学理科Ⅰ類に現役合格した、ちょっぴり運動が苦手な息子の母でです。小・中・大学受験を親子で乗り越える中で、数えきれない程の試行錯誤と失敗を経験しました。
そんなリアルな体験談が、少しでも皆様の参考になれば嬉しいです!
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